第2話図画工作の時間
僕が小学6年生の時の話しである。夏になったある頃、僕は蚊に左目のまぶたを刺されて腫れ上がった日。みんなは僕を「お岩さん」と、呼びからかった。
そして、昼休み時間、ソフトボールをした。
石で跳ねたボールが僕の顔面を直撃した。
唇の右側に当たり、血が出た。
すると、右半分の唇が腫れて、「半タラ」と言われた。半分、タラコ唇だからだ!
そして、掃除の時間、目はお岩さんで、唇は半タラで笑いモノにされた。
そこでだ、午後は図画工作の時間で、これまた、"友達の顔を描こう"と言う時間でクラスの半分が僕の顔を描いた。
みんな、誇張表現で僕の顔を描き、もうコイツら友達じゃない!と、言いたかったが初恋のめぐみちゃんも僕を描いていたので我慢した。
腫れが引くまで、僕を妖怪と言うヤツラがいた。
懐かしい思い出だが、心が痛む。
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