第6話 怒り

家に帰ってコンビニで買ったスイーツと三ツ矢サイダーを食べたり飲んだりした。こんなことも今では小さな贅沢だ。ぼくはスマホを見た。小夜子からは来ていないようだ。ラインがくるまで起きていようとしていたが薬が効いたのか眠りに落ちた。


翌朝起きてみるとラインに通知が来ていた。予想通り小夜子からだった。しかし小夜子のラインは次のようなものだった。


木村君。

今度から手紙じゃなくてラインにしようね。職場の人からも変な目でみられているし。あと私は彼氏がいます。田中正君です。木村君と田中君は仲が悪かったから今まで言えませんでした。すいません。


僕は床にスマホを投げつけた。

「よりにもよって田中が。」

僕と田中は中学生時代は犬猿の仲だった。

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