第3話 ステータス…オープン!

ダンジョンへ続く大通りには様々な店が軒を連ねている。

武器、防具、装飾品と何でも揃ってる。

飲食店も多く匂いに釣られたハッスがあまりにも「腹が減った!腹が減った!」とうるさいので肉料理のお店へ。

僕は緊張して何も食べられないと言うのに。

ダンジョンに入る前にステータスを確認しておこう。

ステータスと念じ浮かび上がる表示を見る。


アル・ディライト

Lv3

HP18 MP0

加護 底辺のゴミ


装備品 皮の上着、皮のパンツ、ボロ革靴、錆びた短剣


こんな装備で大丈夫か?

はぁ〜胃が痛い痛い。

装備は仕方ないとしてこの加護本当に酷いね。意味不明だし。

普通は簡単な説明文が出るらしい。

例えば

料理人 調理特化

鍛治師 武器錬成、武器の扱い特化

みたいなね。


ちなみにステータスは自分のしか見れない。

他人のステータスを見るには鑑定のスキルが必要だ。

でも加護だけは見えるって理不尽だよね。


3人の加護は

バッカス・トッド

聖騎士 E


レイナ・ミュラ

魔術師 F+


ハッス・フィラー

盗賊 E −


加護にもランクがある

S 神話級

A 魔王、勇者の領域

B 伝説級

C 最上級

D 上級

E 中級

F 下級


こんな感じなんだが僕の加護にはランクの表示もない。はぁ〜。ため息しか出ないよ。


「まーたステータス見て落ち込んでんのか?見たって何も変わらねえぞ。飯食え飯!お姉さんお代わり!大盛りねw」

これからダンジョン入るって時に良くそんなに食べられるな。感心するよ。

でもハッスの言う通りか。

ミルクを飲んでまったりしよう。


数刻後


「さあて、そんじゃあダンジョン行ってみるかあ!」

バッカスが勢い良く立ち上がり仲間も続いて店を出る。

ん?

あっえっちょっ!本当に僕のおごりなんだ・・・ふぇぇ。

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