中級チュートリアル その2
“ではこれから中級チュートリアルその2を行いたいと思います。準備やお時間のほうは大丈夫でしょうか?”
YES。
“まず魔法陣には3種類あります。魔法をセットする魔法陣と魔法を保留する保留魔法陣、そして特殊魔法陣です。”
YES。
“魔法陣は最大6枚カードをセットする事ができます。保留魔法陣は10枚、特殊魔法陣はヒットポイントにも寄りますが通常ヒットポイントは10000で9枚以上セットする事ができます。9枚目という事はヒットポイントが1000以下を指します。ピンチですね。分かりますでしょうか?”
YES。
“ダメージのカウントについてです。ダメージはダメージなのですが、累計ダメージが200毎に1枚のカードが失われ、ダメージゾーンに置かれます。分かりますでしょうか?”
YES。
“累計ダメージが1000、つまり5枚のカードを失った時、ダメージゾーンから任意の1枚のカードを特殊魔法陣に組み込む事ができます。この特殊魔法陣は相手の魔法に影響されないという特徴があります。つまり燃やされたり飛ばされたりしません。分かりますでしょうか?”
YES。
“この特殊魔法陣により魔法の限界突破が可能になります。通常、魔法の強化は6枚だけなのですが、7、8、英霊召喚でヒットポイントを底上げした場合は9、10…となります。7枚以降の計算は×2です。分かりますでしょうか?”
なるほろ。YES。
“もちろん色々なカードを特殊魔法陣に追加してゲームを有利にするのもありです。ダメージに関しては以上です。分かりますでしょうか?”
YES。
“ダメージと魔法陣に関しては以上です。しかし魔法陣というネーミングもあれですね。もっとカッコいい名前がいいですよね。どなたかカッコいい名前を付けてくださらないでしょうか?”
ええと、反応に困る。YES。
“公式コミュニティではいつでもお待ちしております。ちなみにデフォルトでダメージゾーン、魔法陣、特殊魔法陣等の名称を変更する事ができます。好きに設定してください。レイアウトも変更可能です。”
そうなのか。YES。
“次に魔法陣にカードを置ける枚数と影響についてです。魔法陣に置けるカードは6枚までです。属性が同じでも同様です。それ以上の変更は「聖光」の法律か「理言」の言葉にて変えなければなりません。そして重要なのが、自プレイヤーの魔法陣、相手プレイヤーの魔法陣は共有するという所です。例えば相手プレイヤーが「炎熱」を5枚置いて魔法発動を待つ間に「炎熱」を置いた場合、相手の「炎熱」と自分の「炎熱」が結び付き、相手に返す事ができます。計6枚ですので「理言」のerase等を使わない場合、取り消しはできません。分かりますでしょうか?”
YES。
“次にプレイヤーの距離と魔法の範囲です。プレイヤー同士の距離は100mとデフォルトで決められています。ストック付サブマシンガンの最大有効射程距離の間です。これも「時空」の空間によって変わってきます。距離を縮めてミスを無くしたりするのも良いでしょうし、距離を伸ばして光学レーザーを撃ったりするも良いでしょう。分かりますでしょうか?”
え? じゃあ相手は遠く? に所にいるって事? NO。
“安心してください。ARグラスでは50mくらいにいるので視認できます。また召喚獣もお互いに20m付近に配置されます。分かりますでしょうか?”
YES。
“次に魔法の範囲ですが、自他共に全体、複数、単体と打ち分ける事ができます。更に「理言」のSnipeによりヘッドショットが可能になっています。ですが、プレイヤーは人間ですので動きまわります。実際に動いて見ましょう。”
こ、こうかな? くねくねする。歩いて見る。走ってみる。
“そのような感じで単体魔法やSnipeを避ける事も可能です。ヘッドショットは2倍のダメージなので狙ってもよいかもしれませんね。分かりますでしょうか?”
マジな運動能力も必要になってくるの? ええ!? YES。
“リアルで100m離れてプレイするのも良いでしょうね。恐らくは全力で逃げ回る事になるでしょうが。”
は、はあ。YES。
“試しに魔法を避けて見ましょう。「炎熱」のファイヤーボールを撃ってみます。”
直径2mの炎の玉が襲ってくる。ギャー。走って逃げる。建物の陰に隠れてみる。炎の玉はコンクリートの壁にぶつかって、爆ぜる。
心臓がバクバクする。わかったわかったから。YES。
“このように逃げたり、実際の建物に隠れてやり過ごすという事も可能です。”これで中級チュートリアルは終了になります。お疲れ様でした。”
昔、再放送で見た近未来アニメ(今となっては古いが)の戦闘シーンを思い出す。リアルでそんな感じなのか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます