第62話 意図と悪意と

この話は、機材さん(先生の手足※1)が増えた時の話。


この件以降、深夜清掃には必ず同行して、

建物内外にカメラを設置して検証をしてくれている。

御約束として、LIVE配信等はしない、動画としても配信しないのが条件。

それらを守れば、先生案件以外で凸等して、憑かれたり祟られたら、格安で対処する事で彼らは納得した模様。

格安ってのが穴なのに気付いた様子は無い。


現在調査している物件

先生の絡みで、相談にきた動画配信者達の元にメールが来た。

『我が家で変な現象が起こるので撮影、検証をしてください』と言われ撮影に伺った。

その際の動画を、先生の事務所へ持ち込んだ。

彼らはこの撮影以降、何者かに見られていると常に感じている。

目に見える範囲には、何も居ない。

なので、動画を元に先生の検証をすることに。

同席していたので、一緒に映像を見ていたのだが、

部屋の端々に仕掛けが見える、二重扉や部屋の大きさの違和感。

新たに壁を作って、裏側に何かを配置していそう。

窓の位置やドアの位置を考えると、部屋の大きさがおかしかったりね。


まるで悪意を持って、凸者や配信者を呪ってやる気満々、そんな悪意に満ちた空気感が映像を伝ってくる。


彼らの懐事情など無視して、いつもの法外な料金を見積もる先生だが、お情けか、飴と鞭なのか、深夜の清掃の際のカメラクルー(もちろん無償・機材全部持ち)を選択肢として提示していた。


結局彼らは、この条件を飲んだ。


先生は映像を眺めて、そもそものメールから訪問した場所等、詳細に下調べしてある。


私が映像を見ていて思ったのは、不特定多数を狙ったものかと、つまり、誰でも良い訳だ。

この家の主は、何かの実験をしているのかと思われる。

その悪意までも、解決出来るなにかを、狙っている様な気がした。

先生への挑戦か?と思うくらいの意図は感じ取れた。


このときに先生が、何を行使したかは、ここでは伏せる。

『メシの種は軽々出すな』と釘を刺されてますので。


結果は、先生が全て解決し、映像専門のヒトが増えたと。

私も深夜清掃のやる事や、昼間のロケハンからも放免され楽になったので良かったかな。


つまり、コミカライズで彼らが登場する回の、元の話はコレだったりする。

原作から色々加味されて、結果はあの形に落ち着いたと。

なので、イベント等で私が話させて貰う話は、こちら側。

聞いていると似てるけどコレって………となるんですよね。


まぁ、裏事情は置いて置くとして、今回はこの辺で。


次回更新は未定としておきます、何せ色々あるので確約出来ませんから。


直近の予定は、6月14日にみいくら氏主催のイベントに出ますね、籠三蔵先生と共にみいくらさん交えて座談会形式と、個別にお話となります。


7月は後半に、ある設計士の忌録8巻が発売予定となっています。

ありがたい事に1-7巻で通算30万部突破したとか。

読者様に感謝です。


(※1)コミカライズで言う処の動画配信の面々


2025-05-18

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