第3章 到着!グランダライ公国

 第三章に登場する人物(新キャラ登場ごとに追加していきます)


【フウ】


 ダライブルグ城の東門内にある城郭を守る女性騎士爵、赤く長い髪が特徴。サリナ・ダライブルグに仕える近衛騎士のリーダー格の一人。もう一人のリーダー格であるライと血の繋がりこそ無いが大変仲が良く、義姉妹の契りを結ぶ。


 人呼んで『不壊ふかいのフウ』。これは彼女自身が風の能力を持ち大変素早く動けるため、敵の攻撃が当たらず決して壊れないからというのがその由来。


 自分の事を『拙者』と呼び、語尾は『ござる』。公の場では標準的な言葉使いだが、近しい者だけの時や感情があらわになると本来の口調に戻る。


 東門を訪れた傳次郎を客として城内に招こうとしたサリナを制止し、男試おとこだめしと称する腕試しを持ち掛ける。それにシトリーが応じる事になるが…。


 本名、フウ・ジーン。



【ライ】

 ダライブルグ城の東門内にある城郭を守る女性騎士爵、青く長い髪が特徴。サリナ・ダライブルグに仕える近衛騎士のリーダー格の一人。もう一人のリーダー格であるフウとは血の繋がりこそ無いが大変仲が良く、義姉妹の契りを結ぶ。


 人呼んで『不動ふどうのフウ』。これは彼女自身が雷の能力を持ち、その場から一歩も動かず雷撃を放って倒すからというのがその由来。


 全身全霊、全ての魔力と生命力を振り絞って放つ魔法『雷神トール雷槌ミョルニル』は雷神の力をその身に借り放つ雷撃で凄まじい威力である。しかしながらそれは同時に諸刃の剣で、ライ自身も瀕死の状況になる程の消耗をする。


 東門を訪れた傳次郎を客として城内に招こうとしたサリナを制止し、男試おとこだめしと称する腕試しを持ち掛ける。それにアヌビスが応じる事になるが…。


 本名、ライ・ジーン。



【ラウムス・メディウス・ロクス・ダライブルグ・ドゥクス・グランダライ】


 グランダライ公国の王であり、サリナの祖父。元々はダライブルグ公爵家の分家に生まれ本家の一人娘であった神オーディンに仕える戦乙女バルキリーサイサリスと結婚する為に入り婿となった。


 何事も卒なくこなし人畜無害な性格から年齢も近かったサイサリスの婿となる。真面目な努力家で並の人より優れてはいるが、周囲に傑出した能力のあるサイサリスがいる為に目立たない。


 また、夫婦で共にいる時に妻が表に出てくるような場面では途端に存在感が無くなる。その為に陰に隠れがちだが為政者としての力量はなかなかのものがある。



【サイサリス・メディウス・ロクス・ダライブルグ・ドゥクス・グランダライ】


 ラウムスの妻、サリナの祖母にあたるグランダライ公国の公王妃の女性。


 歴代最強の戦乙女と謳われるほどの武人であり、彼女もまた神にその身を捧げようと考えていたが公国くにの為に神殿より還俗げんぞくし妻となる事を選んだ。


 神殿から退き年齢を重ねたもののその実力は健在であり、いまだに神から授かったという槍の所有者である。


 不可視インビジビリティの魔法により目に見えない状態のシトリーとアヌビスの存在に気づいたり、傳次郎と戦ったら一方的に負けると感じるなど戦闘においてはサリナ達よりも高いレベルにある。


 傳次郎の商人としての能力、とりわけ塩の入手の為に御用商人として招こうとするがやんわりと断られる。しかし、サリナを通じてなら応じるとの返答を受けた事からさらに傳次郎に興味を持つ。


 サリナと傳次郎をくっつけようと考えているようだが…。

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