第二章 同期誕生!

第51話 久しぶりの配信!①

コミケが終わり、ちょっと怖いストーカーも撃退できた……はずだ。

今日は色々と落ち着いたから久しぶりの配信をしようと思って準備をしている。


この数日の間に色々なことが起こったな……。妹の美波が戦国武将さんだったり、お兄ちゃんがヴィクセントのスタッフだったり……後、ストーカーを撃退したり……。普通じゃないんだよな……。そういえば、後を付けてきた人誰だったんだろう……会ったことも話したこともなかったんだけどな……まぁ、通りすがりで、とか順番待ちとかそういう所で知らず知らずのうちに会っていたのかな……。


そう、深く考えている間に、慣れたからかあっという間に準備ができていた。僕の腕、優秀だなぁ。そういえば配信は男だとバレてから初めてだな

そして、アバターもサムネも準備して、配信ボタンをぽちっと押した。


~配信開始~


『ここ兄ここ姉こんにちは。Vtuberの青空心です。配信は久しぶりです。』


:おはここ~!……ん?

:おはここ~!心ちゃんどした?

:おはここ!敬語になって挨拶も変わってる……?

:ルラル/Ruraru どうしたの?何かあった?何でも聞くよ?

:本波涼香/Honnnami Suzuka 悔しいけれどルラルと同じよ、何でも聞くわ!私をいつでも頼っていいのよ?


『だって、雪柳さん父さんとの配信で男ってバレて……皆許してくれて、僕もいつも通り配信するって言ったけど……何だか申し訳なくて……』


:な~に言ってるんだ!

:何を言うのかと思ったら……

:俺たちは心ちゃんが男でも女でも関係ない!

:本波涼香/Honnnami Suzuka 心ちゃん自身が大好きなのよ!

:ルラル/Ruraru それに、ショタとか男の娘大好きだし!


『そうなの……?僕が男でも気持ち悪いって思わない?』


:ぜーんぜん!逆にもっと女の子っぽくしてもいいんだけどな……

:心ちゃんのリスナーになってから男の娘が大好きになりました。責任取ってもっと可愛くなってください

:↑いや?もっと心ちゃんが可愛くなったら毎秒尊死するぞ?

:wwwww


『みんな……!……よし!僕は前回言った通り元の妹系Vtuberとして活動するよ!』


:よかったよかった(*'▽')

:妹系Vtuberとして活動するならもっと最初の挨拶とか妹っぽくすれば?

:ルラル/Ruraru ↑いいね!もっと妹感出してくれれば……(#^.^#)

:本波涼香/Honnnami Suzuka ↑その意見には賛成よ。でもルラルが言ったら何だか危険な香りがするわ……


『ん~もうちょっと妹っぽくか……どんな感じがいいかな?』


:子供っぽい言葉遣いであいさつするとか?

:甘えたい!的なことを言って挨拶するとか?

:軽い感じでこんにちわ!じゃなくてやっほー!とか?

:↑こんにちわ!も可愛いけどな


『じゃあ、全部混ぜてみる?例えば……


「ここ兄、ここ姉、やっほー!皆に甘えたい!妹系Vtuberの青空心だよー!」


とかどうかな?』


:めっっっっっっっちゃいい!!!!

:さいっっっっっっっっっこう!

:ルラル/Ruraru 心ちゃんの威力が……半端ない……

:水倉虹/Mizukura Nizi 今、丁度挨拶のとこで来た……ら……(+_+)|

:↑来て早速尊死wwww


『みんな、これで良さそうだね!じゃあ、このあいさつで……恥ずかしいけど……。』


:可愛っ

:うぅっ……

:これが男だとは思えない……

:心ちゃんは男の子で女の子だ……(?)


『ちょっと!みんなからかわないで!!』


:ルラル/Ruraru からかってないよ!心ちゃんが可愛すぎるだけだから!

:本波涼香/Honnnami Suzuka からかってないわよ?誰もがこの反応だから

:↑草www

:水倉虹/Mizukura Nizi 可愛いと思うのは普通の反応だよ?

:↑こいつら全然フォローになってないwwww


『うぅ……。みんなが僕で遊ぶぅ……』


:まぁまぁ、

:遊んでないから安心して?

:泣かないで~


『まぁいっか。遊んでないならいいし。……気を切り替えて雑談配信といきますか!何時ぞや集め始めたマカロンがあるのでそれを読んでいくよ!』


:はーい!

:了解!

:俺の送ったマカロン呼んでくれるかな~

:ルラル/Ruraru 私、沢山送ったから一つは読んでくれるでしょ~!

:本波涼香/Honnnami Suzuka 大事なのは量じゃない。質よ

:水倉虹/Mizukura Nizi 今送ったから一番読んでくれる確率が高い!

:↑wwwww


そうして、僕はマカロンを読み始めた。



~~~~~~~~

二章目突入です!

これからも流君たちはたくさん成長して変わっていくと思うので一緒に見守っていただけたら嬉しいです。

近況ノートにこのお話の閑話を乗せたので気になった人は読んでいただけると作者が喜びます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る