第26話 50万人突破記念配信&収益化記念配信④(そして、心は怒る。)

[仕方ないから!来てあげたわよ///]


来てくれた人は、ヴィクセントのライバーではあるんだろうけど、名前がわからない……。やっぱりまだまだ未熟だなぁ……。


『え?誰?』


素直に、聞くとその人は黙ってしまった。


[……。]

[ショコラティエは、心ちゃんに誰か分かってくれなかったから、悲しんでるの~。ちなみに、シューの名前はシュークリームなの~。シュー姉って呼んでなの~。]


あれ?もう一人、シュークリームさn……シュー姉が出てきた。何でだろう……。同居してるわけはないよね!?


『お~。シュークリームも出てきた!コラボすんの?』

[そうなの~。実際、今コラボ配信中なの~。同時市視聴枠なの~。]

『へ!?同時視聴枠!?じゃあ、この枠にいる人以上いるの⁉』

「そういうことになるね。……ショコラティエ、流石にかわいそうだから話してあげよう?」


あ、そうだった。ショコラティエさん?がいるんだった。


『えっと……ショコラティエさん?来てくれてありがとうございます。』

[……ショコラ姉って呼んで。敬語なし……]

『へ?』

[だから、ショコラ姉って呼んでって言ってんの!]

『はi……うん!分かった!ショコラ姉!』

[……////可愛い////]

「そこら辺にして、トークガチャ回そう!時間の事も考えてね!……ただ単に、私以外のてぇてぇ絡みが見たくないだけだけど……」


:ルラル、どんまい。

:ルラル、さっきから可哀そう……

:ショルシュこもいいな……←(ぐちゃぐちゃで、意味わからんwwww)


『あ、そうだったそうだった。えっとお題は……《好きなスイーツは》だって!』

[……私は、自分の名前にもなってる《チョコショコラ》よ。別に、ただ単に毎日食べてるって理由じゃないんだからね!]

[ふふふ。ショコラティエは可愛いなの~。シューは、断然シュークリームなの~。あの、サクッフワッはシュークリームだけなの~。]

「私は~、《ラムネ》なの~。何個でも食べられるなの~。」

『ルラルお姉ちゃん。声真似上手すぎて分からなくなるからやめて!』

「ごめんなさーい。」

「[[ねぇ、]]」

『うん?どうしたの?』


:なんか嫌な予感が……

:後で、心ちゃん判断に困るだろうな……

:心ちゃん、どんまい!


ここ兄、ここ姉の様子がおかしい。なんだか、とっても寒気がする。


「[[心ちゃんが好きなスイーツは、ラムネ/チョコショコラ/シュークリーム/だよね?]]」

『……。』


すべての判断が、僕に任された。ここで変な回答をすれば、嫌われる……。もういっそ、ここは……!


『僕は、《グミ》が好きです!』

「[[へ?グミ?]]」


そうだ。僕は、グミが大好きで毎日一袋は食べている。グミ依存症といってもいいかもしれない。


『そう!僕は、グミが大好きなの!グミ依存症だよ!』


やけくそ気味に叫ぶ。もう、笑われてもいいもん!


「可愛い!」

[……子供ね///]

[ベロベロに甘やかしたいの……。]


:グミ……!たくさん買えば心ちゃんが喜んでくれる!

:家に、たくさんある!毎日たくさん食べれば……心ちゃんになれる!

:グミ……子供……(言うな!心ちゃんが傷ついてしまう!でも、本音が……。)


ここ兄、ここ姉……。面白がってる……(¬_¬ )


『もういいもん!皆どうせ僕が子供だって笑ってるんだ!もう、怒った!ルラル先輩とかって呼ぶし、リスナーさん達って呼ぶ!そして、配信一週間しない!』

「[[っ!]]」


:っ!

:それだけは!それだけは!やめてぇ~!

:~~~お許しくださいー。


『ふふふ。そんなに謝るなら、ここ兄ここ姉は許してあげる。配信もやってあげる。……ルラル先輩達?言うことは?』

「[[すいませんでしたー!]]」

『よし!許してあげる!ルラルお姉ちゃん、シュー姉、ショコラ姉。』

「よかった……。一生もう心ちゃんに逆らわないようにしよ。」

[ふぅ……。……次の人もいると思うし、もう帰るわね。]

[はぁ……。そうなの~。でも、シューたちは同時視聴枠だからずっといるなの~。]

[[バイバーイなの~/また、今度来てあげるわね///]]

『癖の強い人たちだったね……』

「うん。そうでしょ!」


無事に終わったが、は、S気質だと言われるようになった。

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