第一話 自己紹介
今いるのは小屋の中だ。小屋は意外としっかりしていて、家と言っても違和感がない。さっきの女の子たちも一緒にいる。
「とりあえず、自己紹介だけでもしましょう。」頼れるお姉さんみたいな人がそう促してくれた。まずは今の女の子だ。
「私の名前は鈴原 真奈美。よろしくね。」次に、さっきからずっと大人しく座っている、守ってあげたくなるような女の子だ。
「わ、私の名前は小原 栗鼠でしゅ!」あ、間違えちゃった。可愛い。当の本人は顔を真っ赤にしている。次は元気がよさそうな女の子だ。
「えっと……、やっほーやっほー新井 笑帆だよ!好きな食べ物はハンバーグで、好きな色はオレンジで……」落ち着いて、と鈴原さんがなだめている。皆こっちを見ていたので次は私の番だと思い出した。
「私の名前は秋桜 楽帆です。よろしくお願いします。」これで全員自己紹介を終えたかな?
「じゃあこれから全員、私のことを真奈美と下の名前で言ってね。だって皆16歳でしょう?」じゃあうちもー!!私も栗鼠でいいですよ……?
「じゃあ私も!」そうして仲良しになった私たちだった。真奈美ちゃん、栗鼠ちゃん、笑帆ちゃんか……仲良くなれそう!
すると、皆安心したのか、お腹が空いたの合図が聞こえた。
「「「「ぐぅ~」」」」
「じゃ、じゃあお昼ご飯食べないとね。私作ってもいい?お料理得意なんだ。」了承を得た私は冷蔵庫を開けるのだった。
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