ワタシをカタチ創るモノ

△アニメ成分7

　ううむ、年に四回も更新されるアニメ祭りも、その度に何十本もの作品が公開されるとなると視聴はさておき、感想を述べる時間が足りませんね。

　確認してみると、前回のアニメ成分6が昨年の七月で、その時は２０２３年春のアニメをご紹介した訳ですが、その後、本当にたくさんの作品に触れておりました。

　主に完走した作品を振り返りつつ、今冬クールのアニメも豊作ですので、共にご紹介いたしましょう。

『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします』

　全１２話完走です。

　お馴染みのタイムリープ改心モノではありますが、お話としてよくまとまっておりました。ちょいちょい感動してしまったのは私のココロが汚れてしまっているからなのでしょう。

『ライアー・ライアー』

　全１２話完走です。

　特殊な学園を舞台にしたデスゲームチックな頭脳ゲーム系ラブコメといったジャンルでしょうか。

　各ゲームのルールが特殊且つ複雑で、まともに理解することを放棄しストーリーをなんとなく追っていたら終わっていたという不思議な感覚。特に面白く感じないのに視聴を継続する稀有な作品でした。

『無職転生Ⅱ』

　全１３話完走です。

　アニオリを加えるほど短い物語じゃないのに。もっと巻きで構成すればいいのに。引っ張り過ぎて完走できなくなる気配が漂ってまいりました。

　アニメのクオリティが高いので、途中で終わるのはもったいないのですよね。

『実は俺、最強でした？』

　全１２話完走です。

　良くも悪くも、最盛期に流行った物語なので食傷気味ではありますが、種﨑敦美さんの好演により完走できました。

　声優さんの力ってすごいですよね。

『とあるおっさんのVRMMO活動記』

　全１２話完走です。

　好みの問題ではあるのですが、アニメ製作会社ガチャというものは確かに存在しておりまして、別の製作会社もしくは演出によってまったく別の評価になったかもしれないという実例と感じました。

　特にアイキャッチのセンスにまったく共感できないのが辛いところです。

『Dr.STONE　第三期』

　全２２話完走です。

　さすがにここまで来たら付き合いましょう。と言いますか、どんな結末に至るのだろうという興味が視聴動機だったりします。

　最初からの問題ではありますが、科学的な実行可能論はさておき、展開が綱渡り過ぎるといいますか……。

『ティアムーン帝国物語』

　全１２話完走です。

　お馴染みの傲慢お姫様のタイムリープ改心モノではあります。

　ただ、前生を顧みて改心するというよりは、その傲慢さを持ち続けて断頭台を回避しようとする強かさは気に入りました。

　人はそう簡単に変われるものではありませんが、ほんのちょっと内省を加えるだけで選択と結果が変わるという構成はよくできております。

　上坂すみれさんの怪演も見どころですね。

『帰還者の魔法は特別です』

　全１２話完走です。

　長い物語をアニメにまとめる難しさを感じる作品ですね。

　多くのアニメが、原作を売るためのプロモーションでしかないという事実も垣間見えますね。

　結局、このクールだけ視聴した場合「俺たちの戦いはここからだ」エンドであり、物語の核心や本質を語られることがない。

　アニメ化って、そういう意味では残酷なんですよね。

『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』

　全１２話完走で、二周してます。

　そして第二期決定です。

　ただなぁ、個人的にはこの辺までが好みなんですよね。

　これ以上進むと、普通であれば十八禁の世界に突入するわけで、ニヨニヨできる段階はここまでと言いますか……。

　まあ、視聴は確実にすると思います。

『君のことが大大大大大好きな１００人の彼女』

　全１２話完走です。

　こういう頭を空にして楽しめる作品も悪くはありません。

　原作は途中で諦めました（笑）

『シャングリラ・フロンティア』

　放映視聴継続中。

　設定ゴリゴリでフルダイブゲームのお話としてはとても魅力的ではありますが、ちょいと冗長感が漂っております。

　実は原作も積んでいて、終わったら呼んで、状態に陥りつつあります。

　何か、感情移入できない原因があると思うのですが、不明なんですよね。

『葬送のフリーレン』

　放映視聴継続中。

　リアルタイム視聴を待ち望むほどには楽しんでいます。

　バトル展開がどうなるか？

『薬屋のひとりごと』

　放映視聴継続中。

　とりあえず、アニメ化成功作品と言えるでしょう。

『即死チートが最強過ぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが』

　原作好きなので。

『魔都精兵のスレイブ』

　導入は面白い。

『ようこそ実力至上主義の教室へ３rd Season』

　安定した面白さ。時にご都合主義だが千葉翔也さんの抑えた演技が大好きです。

『俺だけレベルアップな件』

　話が進まない……。

『メタリックルージュ』

　ううむ。ご老体が少し無理をしている感じが……。

『外科医エリーゼ』

　導入は面白い。

『最強タンクの迷宮攻略』

　原作も途中でリタイアしたけど、様子見。

『弱キャラ友崎くん　２nd STAGE』

　こちらも様子見ですね。

『悪役令嬢レベル９９』

　こちらも様子見。

『道産子ギャルはなまらめんこい』

　おそらく、止めると思います。

『ループ七回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』

　ちょっと期待大ですね。

『勇気爆発バーンブレイバーン』

　今期の中では最高に面白い気配が！

『最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました』

　原作は好きなのですが、いかんせん話が進まなすぎる。これをアニメでどこまで描くのだろうか。

『ゆびさきと恋々』

　雰囲気はいいのですが、男性キャラに共感できないんですよね。

『魔法少女にあこがれて』

　バカっぽくていいです。

『結婚指輪物語』

　バカっぽくていいです（笑）

『姫様“拷問”の時間です』

　バカっぽくていいですが、『魔王城でお休み』と比較するとどうか？

『望まぬ不死の冒険者』

　原作は好きなのですが様子見。

『ダンジョン飯』

　マンガが良いので、アニメにして動かしてもそれほど魅力にならないという稀有な例ですね。

『愚かな天使は悪魔と踊る』

　とりあえず継続。

『佐々木とピーちゃん』

　原作は好きなので視聴しましょう。

『治癒魔法の間違った使い方』

　とりあえず視聴継続。

　などなど今冬アニメを大量に視聴中。

　そしてそして。

『好きな子がめがねを忘れた』

　全１３話完走です。

　あのですね、“好きめが”という作品はですね、漫画原作で言えば７巻からが本番なのですよ。それを６巻までの内容でまとめる今回のアニメ化！　……分かっています。とても丁寧に描こうとするとこれが正解です。

　つまり、第二期こそが“シン好きめが”であり、それを視聴するまでは絶対に死なない！　にも関わらず２０２４年１月中旬現在、第二期の決定報告はありません。

　原作の最終巻が今年の春に発売予定なので、その発売と共に第二期の製作発表！　になることを夢見て過ごしましょう。

　内容は語りようがありませんので割愛します（笑）

　つづく