第19話 王女達の変貌……
赤髪のエミリーはドレスに綺麗な鎧を装備した姫騎士的な装備をしていて片手にはレイピアを持っている。
紫色ロングヘアーのシンシアはドレス姿にマントを羽織って手には大きな魔導書を開いていた、魔法使いのようだ。
なら先程のエアカッターはシンシアの攻撃か、アレは完全に殺しに来ていた攻撃だった。間違いなくこの2人はレプゴブに与している。
それはそれとしてミーリアに2人だ誰なのか確認するふりをしょう。
「ミーリア王女、あの2人は?」
「私の……妹達です」
「は?それじゃあ王族って事か?」
「まさかレプゴブと手を組んだと?」
動揺するミーリア、しかし向こうの美人2人は平然としたものだ。
彼女達は微笑すら浮かべて口を開いた。
「僕達は偉大なるゴブリンキング、カイゼル様に忠誠を誓ったんだよ」
「!?、そんな、何を言ってるのエミリー!」
「オイッ仮にも王族が国をこんなめちゃくちゃにしたレプゴブ共に従うってか?頭おかしくなってんじゃないか!?」
「黙れ、私達は本気。カイゼル様こそこの国を統べる王に相応しいのよ!」
「………魔法で洗脳でもされてるのか?」
「……………」
魔王パワーでその辺りを確認してみるか……ふむふむ、う~~ん?これって………。
なっ………何という事だ。まさかこの2人は…。
「グリフさん、そしてミーリア王女。あの2人は別に魔法で洗脳されてはいません」
「そんな、それじゃあ何故?」
「カイゼルとやらは催眠能力とかその手の特殊能力持ちなのか?」
グリフさんの意見ももっともだ、普通ここまでおかしな言動をするなんて年齢指定高めの異世界ファンタジーならそれこそ魔法とかエロ目的の為に生み出された特殊能力で2人は操られていると考えるのがむしろ妥当だろう。
俺はしないが、そう言う一方的な支配を持って美女を好き放題にするエロマンガ……嫌いじゃない。
だって男は常に様々なエロを求めるものだからだ、相思相愛も良い、一方的な凌辱もあり、スカト……アレは要らないな。
おっと、話がそれてしまった。しかしエミリーとシンシアはこちらの予測を超えていた。
「違います、あの2人は──」
エミリーとシンシアをにらみつけながら、俺は言い放つ。
「ヤツらは………チン負けしてしまったんだ!」
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