第12話 作戦開始!(頑張るのは魔王のみ)
俺はまず魔王パワーで空を飛ぶ。さらに自身の姿を一時的に消す、これも魔王パワーである。
そしてしばらく飛行するとゴブリンキングダムの城壁に到着、当然レプコブ達は全く俺に気付いていない。魔王パワーを発動してゴブリンキングダムを覆う巨大な結界で覆う。
元から不可視の結界だ、その上魔力を消費して発動する魔法でもないので感知される心配はない。
レプコブ達との距離は数メートル、魔王パワーで消している姿を現す。しかしレプコブ達は無反応。
よしっどうやら結界はちゃんと仕事をしているな?俺は再び姿を消して飛行、ゴブリンキングダムの中へと侵入した。
中の様子は先程魔王パワーで覗いた物と同様、女性は基本的に清掃員か奴隷かペットのような扱いを受けている、レプコブ達はそんな女性達をみて嘲笑しているように見えた。
今日このゴブリンキングダムを潰したら、あの汚い笑顔がどうなるのだろうな。少し楽しみだ、しかしこれ以上レプコブ達の蛮行を見てるとこの瞬間に消し飛ばしたくなるので意識を変えて道を急ぐ。
目指すのはゴブリンキングダムの中央にそびえる立派な西洋風の城だ。規模も大きな建造物で本当に王様とか住んでたであろう城である。
そこに到着すると魔王パワーで結界を張る、これで配下のレプコブ達と指揮を執るレプコブ達の分断は完了した。
「……よしっ1度戻って2人に今後の作戦の説明をするか……いやっ敵の情報を少し集めておくか」
俺は最強ブサメン魔王だが油断はしない。敵の戦力とかも調べられるなら調べてから俺ツエェが出来るのかを確認する必要がある。戦って負ける可能性が全くないとか有り得ないのだから。
元がただの社畜だからな、世の中でそんな美味い話ばかりな訳ないと思ってる。この世界にも普通に俺より強いヤツとかいる可能性はあるだろうし。
まさかこんなヤツが?ってのがフラグなんだよ、レプコブ達の親玉とか本当にただのゴブリンキングとかゴブリンクィーンなのか怪しいもんだしな。
やはり今回のゴブリンキングダム建国の内情を知る者に会って少しでも情報が欲しいな。会えればソイツの記憶を覗けば大概の事は分かるんだし、俺が姿を見せる必要もない。
そしてやはり、その内情を知っていて生き残っている可能性が1番高い人物。
それは王族、それも女性がこの城に囚われている可能性が1番高いと思った。
「………探してみるか」
俺は城に侵入して女王とか王女とかを探す事にした。
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