最強ブサメン魔王は拒否られる─最強魔王、ブサイク過ぎて部下が仕えず魔王軍解散、だからもう好きに生きる!─
どらいあい
魔王軍………解散!
プロローグ
第1話 魔王軍……解散!
俺は異世界に転生した。例の真っ白い空間で出会ったのは黒髪褐色ボインなエロい闇の女神。
その女神は言った、最強の力と肉体を与えるから異世界で魔王となり世界を悪に染め上げろと。俺は美少女と美女でハーレムが作れて楽しく生きれるなら構いませんっと了承する。
そしてその日、俺は魔王として降臨する。
しかしそこで問題が起きた、なんでも魔王軍と呼ばれる組織では、そこでは代々闇の女神が遣わした魔王をリーダーとして魔王軍を率いてきたらしいのだが。
俺の姿を見た瞬間、降臨の場に居合わせた魔王軍の魔物達が無言となった。そして次の瞬間──。
「なっなんだあのブサイクな人間は!?あんなの魔王様ではない!」
「…………………は?」
俺は魔王の力で自身の姿を確認した。そこには生前のアラフォーオッサンの姿であった、確かにこのだらしないオッサンでは魔王とは片腹痛いと笑われるのも頷ける程のオッサン、そしてブサメンだ。
禍々しい魔王城、その広大な広間に集まった魔王軍の魔物達は口々に言う。
「なんで人間が!?しかもブサメン過ぎる!」
「ただのオッサンじゃねぇか!何が魔王だ!あたまおかしいんじゃねぇのか!?」
「なんてブサイクなんだ?間違いなく童貞だな」
「ああっあの雰囲気は童貞で間違いない」
オークにゴブリン、それにリザードマン?貴様らに見た目をどうこう言われたくないんだよこの異世界ドブスの三連星が!。
………そして何故俺が童貞だと分かった?ゆるさんぞ。
広間の魔物だけではない。俺の左右に控えていた魔王軍の幹部的な魔物達まで好き放題に暴言を吐く。
「まさかこのような弱そうな男が新たな魔王などと……」
「有り得ないわ!わたしは魔王軍を抜けさせてもらうわよ!」
「全くだな、もう魔王軍はお終いだ」
「田舎にでも帰るか~~」
暗黒騎士っぽいのからエロい美女、それにモノアイの触手生やした高めのR指定作品に出て来そうなヤツなど様々な魔物達が速攻で俺の目の前から消えていく、それは広間の魔物達も同様だ。
ものの数分で魔王城から誰もいなくなってしまった。
こうして異世界の魔王軍は解散。世界に平和が訪れました、お終い。
「………………………ウソだろぉおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」
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