第76話 踊れ炎のように



花咲く頃

私を誘う喜びの日よ


愛の言葉は咲き乱れ

荒野を彷徨う魂が集い合う


夜は短く

舞い上がる炎に酔いしれる


踊れ

今宵の出会いに感謝を


そして

太陽が昇る頃に

ここから離れよう


喜びだけを思い出にして

炎で焼き尽くされた悲しみや苦しみは

既に消え去っている


新たな出会いは

旅人への贈り物


古きなしたる教えは破壊され

新たな出会いが旅を支える


去れ

その土地から


出でよ

神聖なる道よ


旅人へ

迷わず信じた道を歩きなさい

精一杯の力で

嵐の中でも歌える勇気のように

雨の中で踊る美しさを知ろうではないか



ありがとうございました

街の片隅の吸血鬼、を完結させました

他にも執筆中の物語もあるのですが

一度、筆を置いてみたいと思います

旅に出ようかと思っております。


旅立った場所に戻るのは好きではありません

少しづつ物語を削除していこうかなどと考えております

私の愛する物語を読んでくださった皆様

皆様一人一人に感謝の言葉を

ありがとうございます。


物語は思い出した時が戻る時

その時が出会いの時

古き友へ

土産の物語を携えて

自分自身の好き嫌いに囚われず

戻る場所があることに感謝もしながら

やはり此処は私の戻る場所であると

そう思えるその時まで。

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