第47話 賢者の家

風の日に風を感じ

雨の日に雨を感じ

暑い日に太陽を感じ

事実だけを感じ

必要も無い理屈を排除し

くだらない風聞を排除し

踊れない舞を踊らせられることもなく


荒野を歩く野に感謝を捧げ

長く続く道の果てで

待っていてくれた人に挨拶をして

さよならと言った地平線で眠れない夜を過ごせば

新しい朝日が同じ日々の繰り返しを祝うリフレイン


百人が

それは真実だと言えば

残りの一人があらがう聞こえない声のグローバル


大地に巨大な真実の城が立った時に

消え行く賢者の家


追い出された者だけが知る

風と雨と太陽


光は沈み

別の世界を照らし


そしてまた同じ大地に光は登り

この世界を照らしてくれるのに


分からない理論だけが

感性の邪魔をする

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