晴れの日と雨の日と思い空

第1話 悪魔と神と

神は存在するのか？

破壊と再生

自然災害は避けられない

古来、日本人は森羅万象の世界の中で

災害を与える破壊神をも奉り

それも神として自分達を守ってもらおうとして来た

それでも大地の神は荒れ狂う。

破壊と再生

宇宙の星々が繰り返してきた

宇宙が始まった時からの繰り返し。

破壊の繰り返しの悲しみと再生への喜びは

人の思いとは関係なく流れていく。

争い

未だ続く争い。

神は居ないのか？

悪魔の勝利になったからなのか？

争い

其処には既に悪魔は居ない

争いへと導くのが悪魔の誘い

争いが始まれば悪魔が存在する必要も無い

そして争いと共に神はその地を去る。

破壊

避けられない破壊と

避けられる破壊。

再生

神がくれた生きる力

希望という最後の力。

何を信じたら良いのか分からない世界で

最後の力で信じるしかない宇宙の片隅の

銀河系の片隅の太陽系の片隅の小さな星が泣いている

いつか喜びの涙に変わる様にと願う心が泣いている。