寝顔にキスでもしてやりたいけど
そしたら一日旅立ちが延びるだろう

こんにちは！
素敵なお話でした。
あなたはこれまでのわたしをさようならと連れ去り
絵を描くわたしを残した。真っ白なキャンバスが
これからのわたしを現しているようですね。
余韻も素晴らしく、しっとり沁みるお話でした。
有難うございました！

「あなた」を示す一つ一つの言葉選びが美しくて、「わたし」にとって「あなた」がどんな存在であるのか、すっと沁み入るように伝わってきました。
死んだように生きてきた「わたし」の世界が、「あなた」との出会いによって鮮やかに塗り替えられていく。
必然の別れの後も、「わたし」が「あなた」から言われた「絵を描くあなた」であり続けようと思えた、そのことが清々しくて涙が出そうになりました。
素晴らしいお話でした。ありがとうございました！

鳥を助け、鳥と共に暮らした日々
暖かくなったら彼女は本来の姿「渡り鳥」として元の世界に戻ってゆく
美しい素敵な物語でした

この二人、また会えると良いですね

とても独特で、でも心に残る不思議な余韻のあるお話でした。
鳥と一緒に暮らす、鳥が喋る、大家さんがそれを許す。現実ではあり得ないことをさも普通のように描いていて、読んでいる内にそういう違和感が薄れていく。
窓から飛び立つ「あなた」の美しい翼が青空に映え、とっても綺麗な映像をわたしの脳内に残してくれました！

フクロウに語りかけるのがとてもメルヘンチックで良いなと思いました。
またどこかでこの主人公とフクロウがまた会えることを願ってます。

　企画から参りました。
　鳥と主人公の情景が目に浮かびます。だんだんと彼が立ち直っていく過程が良かったです。
　そして、美しい描写に引き込まれました。

文字のひとつひとつが音を奏でるようで、流れるように進む文や、わたしとあなたの会話がとても心地よかったです。

渡り鳥なら翼が癒えれば別れは必然だったのでしょうね。でも新たな旅立ちがお互いに輝くものになったように感じて、寂しく感じないというか…凄く優しい気持ちになる物語でした。