僕の目に映る景色は・・・

@SINTARO1994

僕の目に映る景色は・・・

見慣れた窓の外、僕の目に写る景色はモノクロで、毎日退屈だった

変わることが無い、僕はこのまま生きていていいのかなって、

ふと見上げたら目に入る高いビル

「飛び降りたら、楽になれるかな・・・」


心に降る雨、ふと誰かが問いかける・・・

「明日はハレルノ・・・?」

「君の目に映る景色は・・・」

「どんな色が、・・・見えてるの?」


ずっと続く僕の人生の中で、僕が落としたものは見つかるかな

・・・きっと鮮やかに見える世界が、必ず待ってるから・・・

・・・だから、明日僕は・・・


ふと思ったんだ、今の僕には何があるんだろうって・・・

今の僕には、何も無い・・・

あるとしたら、何色にも染まってない真っ白な心・・・

たぶんそれは、自分の色で染めれる真っ白なキャンバス・・・

僕の人生を豊かにするための

最初の1ページ目なんだ


だから、このキャンバスの1ページ目は

あの青空のような、鮮やかな青で染めてみたいかな

あ・・・、今なんで、鮮やかな青って分かったんだろう・・・

僕の目に色が戻ってきてるのかな・・・


あの空の向こうには何があるんだろう・・・

きっと僕の探し物は待ってるはずだから・・・

僕の心をきっと色鮮やかにしてくれるから・・・

・・・そうだ、空に手を伸ばしたら、少しでも探し物に近づくかな・・・


そういえば昔、誰かに言われたっけ・・・

「お前なんかがなんで生まれてきたんだって!」

「一体お前には何が見えてるんだ!」

「てめぇ、気持ち悪いんだよ!」

・・・気持ちのない言葉で傷ついたんだっけ・・・

だけど、ふと聞こえてきた・・・

この言葉に救われたんだ・・・

「だから見つけ出すんだ、生きる理由を・・・」

だから僕は、今日まで生きていて

その理由を見つけてるんだ・・・


本当の僕の気持ちと向き合った時、僕の目に映る景色に

色があったんだ・・・

「君の探し物はこれかな・・・?」

明日になれば見つかるから、そう言い聞かせて生きてきた・・・

「やっと見つかったんだ・・・」



僕の目に映る色鮮やかな世界

「やっと見つかったんだ・・・」

こんな色鮮やかな景色がとても美しいなんて

夢にも思わなかった・・・

僕の心が軽くなったから、見つかった世界・・・

空に手を伸ばして、僕は呟いた

「・・・ありがとう・・・

最後にこんな美しい世界を・・・

見せてくれて・・・」

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