第五服 晴成厩府(壱)
春来ぬとふりさけみれば天の原
あかねさし出づる光かすめり
細川右馬頭
寝殿落成の儀も終わり、宴の上座で
高国と尹賢の近くには細川一門が侍っている。高国の列には畠山尾張守次郎稙長の弟で高国派の和泉上守護家を興した刑部大輔五郎晴宣、淡路守護家の入り名字を受けた細川伊豆守彦四郎
「けっ! ったく、すましやがって」
「よせ、
悪態をついているのは名を
香西氏は鎌倉御家人・香西左近将監藤三郎資村を祖とする讃岐国司であった藤原北家の
又六郎元長は、典厩家・右馬助政賢と淡路守護職・細川淡路守尚春と行動を共にした民部少輔高国によって澄之の邸宅
右京大夫となった高国は澄元についた内衆討伐をしたが、取り込みを図って後嗣のなかった香西越州家に近侍であった
香西氏にはいくつかの流れがあり、惣領家は在京して活躍した
越後守元正は在京の内衆となって、山城国
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