【実話】特別養護施設で歩く女性

歩くことができない女性

特別養護施設で勤務していた頃の話。

私は夜勤をしていた。

夜間巡視時、廊下に女性が歩いていた。

でもその方は、寝たきりで足を動かすことが難しい状態。

少し前に寝ているのも確認していた。

もしかしたら見間違いかもしれない為

追いかけようとしたが、いなくなっていた。

再度、巡視行うが全員の就寝を確認し問題はなかった。

よく夜勤の恐怖話を聞くが、自分が体験するとは思わなかった。

夜勤明けの翌日、私は帰宅して寝ようとした時

職員から連絡が来た。夜勤中見かけた女性が亡くなったと。

一気に目が覚めて、急いで施設に向かいお見送りをした。