第21話何!?毎日投稿しても出版社は見向きもしませんだと!?

「中川。『いきなりステーキ』に負けないインパクトで『朝からステーキ』という店はどうだ」


「いいと思います。先生ぇ」


「ふふ。小説投稿サイトの方も筆が進んでな。最近は『毎日』投稿しておる。読者も幸せであろう。中川よ」


「はい。先生ぇ」


「ん?異世界スマホを見てると何だこれは?」


『毎日投稿している断片的な作品は全体像が掴めないので、出版社は見向きもしません』


「中川よ。こいつはウルトラ馬鹿なのか?」


「先生ぇ…」


「しかもこいつのプロフィール…。『ぶんかしゃ』と『げんとうしゃめでぃあこんさるてぃんぐ』で本を出してるようだが、どっちも『自費出版』で有名なとこではないか。決め台詞が『車一台買ったつもりで』で金を払わせることで有名な」


「先生ぇ…」


「しかもなになに。『皆さんが書いているのはお料理の見た目や感想。読者は文字の美食家なので、レンジでチンしたそこそこの味を求めていないのです』とあるが…。これはまた救いようのない大バカ者。金で自費出版で作家気取りまではいい。まあ、金を払えば出版社は手を揉み揉みするのが当然。そもそもカツオにマヨネーズだと。女将。悪いがマヨネーズを持ってきてくれないか」


女将「あ、あ、あのマヨネーズですか?」


「麦畑の方だ!」

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