第一次対地球外生命体殲滅作戦
不死裂@秦乖
第0話 プロローグ 侵略開始
”奴ら”が現れて約2年。世界は終わりへと向かって行っていた。
突如として奴らはアメリカのニューヨークに飛来した。最初は世界規模でUMAだのUFOだのと騒がれていた。が、そんなのも束の間。世界は一転して恐怖の渦に飲まれていくことになる。
”奴ら”の陸軍であろう部隊がニューヨークに現れた。もちろん、アメリカは迅速かつ丁寧な対応を取り、これを一時撃退した。だが、こんなもので終わるはずがなかった。
次に”奴ら”はニューヨーク侵攻の二倍以上の兵士をアメリカの各地に送り込んだ。
さすがの大国アメリカでもこの事態には対応しきれず、最初のニューヨーク侵攻から僅か半月という短時間でアメリカは壊滅した。
これは全世界に大きな影響をもたらすことになった。
経済は大混乱に陥り、世界各国で戦争の準備をする動きが見られた。
”奴ら”は次に、南アメリカ大陸及びヨーロッパに侵攻を開始。EUをはじめとする国々が、完全抵抗をしたが約半年で完敗。ヨーロッパは完全に奴らの巣になってしまった。
この時点で国際連合は機能しなくなっていた。世界各国がそれぞれ独自の戦闘態勢に移行し、”奴ら”との戦争を始めていた。
そして、ヨーロッパが陥落した時とほぼ同時期にロシアが大量の核爆弾を”奴ら”に向けて発射。
その数20発。ヨーロッパの7割が海に沈むという被害を出したが、それでも削れた戦力は6割ほど。この時、イギリスは完全に海の底に沈んでしまった。
そして核爆弾が彼らの逆鱗に触れたのだろう。過去のドイツとは比べ物にならないスピードで急速にロシアを飲み込んでいった。
そこからはあっけなかった。
オセアニア州に降下していた別動隊が急速に北進を開始。
東南アジアからアフリカ大陸までいっぺんに飲み込んでしまった。
中国やモンゴル、朝鮮半島も気が付くと”奴ら”に支配されていた。
支配された国の国民はみな殺されていった。八つ裂きやギロチンなど残酷すぎる殺し方で。
現在、唯一侵攻を免れているのは日本のみ。ほかの国家はすでに焦土どなってしまった。
日本政府は自衛隊を改め、日本国軍にするなど軍事的強化を進めていった。
この物語はそんな日本国軍の軍人、夏目空我の壮絶な戦いの物語である……
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