ママの焼き鳥丼

ヤッキムン

第1話

小4になった時に愛媛県松山市の小学校に転校した。松山城の近くの小学校だった。転校初日 教室でみんなに挨拶して、学校から帰って、お母さんと一緒に松山の街を散策してみた。小学校の近くを歩いていたら、自分くらいの女の子2人が 自分のことを見て 2人で笑ってたから 自分と同じクラスの子なのかなあと思った。

次の日 学校に行ったら 同じ教室に 街で出会った女の子2人もいたから やっぱり同じクラスだった。この日から その女の子と仲良くなった。なんとなく 坊っちゃんの舞台となった街らしい出会いだなあ。

毎日学校で女の子とどんどん仲良くなっていってたら、自分の転校する前に、その子の彼氏だったみたいな男子が自分に近づいてきて、自分が転校して来たから女の子の気持ちが離れていった...って思ってるのが伝わってきて、でも自分は転校する前のことは何も知らないから~みたいに思ったら、その男子も、そりゃそうだ...って思って、潔く去っていった。その女の子が好きになりそうな、カッコ良い男子だった。自分よりもしっかりしてる感じだから、本当は自分よりも似合ってて、2人は将来結婚するんじゃないかなと思えた。

クリスマスに その女の子の家に友達何人かで遊びに行った。晩ご飯は 女の子のママ特製の 焼き鳥丼だった。とても美味しかったので おかわりした。みんなは食べおわって 女の子の部屋に行ったのに 自分だけ おかわりして 1人でキッチンで 食べてた。そんな自分のことを 女の子とママが2人で嬉しそうに見てた。

本当はもう1回 おかわりしたかったんだけど ごちそうさまをして 女の子の部屋に自分も行った。みんなで枕投げをしてたので自分も加わりました。

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