第17話 入学試験【ドルトス視点】
この回は、ドルトス視点で書いているため、気分を悪くされる方もいるかもしれません。気分が悪くなった段階で読むの中断して頂いても構いません。
◆入学試験前日◆
俺様はドルトス。アンドレス公爵家の嫡男だ。本当にいい家に生まれたものだ。望んだものはすべて手に入る。女でさえも腐るほど手に入る。うちのメイドは基本うちに世話になってる下級貴族の次女や嫁にいけない者ばっかりだ。
それを俺様は助けてやってるんだ。こんないい人なんているだろうか? せっかく助けてやってるんだから俺様のために貢献してもらわないとな? お前らは俺のモノなんだから。
なんかいい体つきの奴がいるな。前身を清潔にして如何にも貴族の生まれですって感じだ。
こういう奴を再起不能なぐらいに犯すのがたまらないんだよな。
「おい、お前!」
「は、はいぃぃぃ」
「お前は誰かと男女の関係になったことがあるか?」
「な、ないです.......」
ハハッ。処女か。最高じゃないか。俺様が可愛がってやろう。
「ちょっと来い!」
「は、はい」
「脱げ」
「え? なぜですか?」
「口答えするな。俺が脱げと言ったら脱ぐんだよ? 俺さまの手を煩わせるな」
「い、嫌です!」
「ほう? ならお前の両親がどうなってもいいってことだな?」
「そ、それは……」
「犯すのはお前の母親でもいいんだぞ? どうせなら父親の前でやってやろうか。傑作だ! ハハハハッ。」
「ぬ、脱ぎますから……」
やっぱりこの瞬間はたまらねぇ。権力は絶対だ。
なかなかにいい体をしてるじゃねぇか。こいつは良い。
俺様が可愛がってあげようじゃないか。
どれどれ。
「ヒャッ//////」
「どうだ!? 気持ちいいだろう!? なぁ!?」
「ん……」
「気持ちいいって言えよぉ!!!!!」
揉みしだく。それこそ痛いぐらいに。
「き、気持ちいいですぅ!!!」
「ハハハハッ」
これだから犯すのはやめられねぇ
◆入学試験当日◆
今日は俺様の入学試験だ。昨日の女は良かった。悲鳴をあげながら気持ちいいですぅって言うんだからな。あの時の愉悦は特別だ。あいつはもう俺なしでは生きてけないだろう。存分に可愛がってあげないとな。
お? なんかいい女がいるな。多分下級貴族か平民だろう。服装がどう見ても貧相だ。
「おい!お前!」
「なんですか?」
「なんですかじゃねーんだよ」
腕をつかむ。少し強引でもいいだろう
「痛いですっ!!! 離してくださいっ!!!」
「お前の父親の身分は?」
「男爵位です……」
やはりな。俺様にかかれば、父上に言えばすぐに潰せる。
「ハハッ。くそみたいな身分だな。俺は、公爵家のドルトス様だ。お前の父なんぞ一瞬で殺せるぞ!? そうなりたくなければ、俺の女になれ」
「い、嫌です…… なりたくありません……」
「じゃあ、お前の父を殺すしかないみたいだな。母親はいるのか?」
「います……」
「じゃあ、母親は俺の遊び道具になってもらうか。ストレスの発散ぐらいには使えるだろう。ハハハッ。泣き叫びながら俺の性道具になるだろうな。ギャハハハッ」
「や、やめてください…… それだけは…… 私はどうなっても構いません! なので、家の取りつぶしだけは…… お母さんだけは......」
ハハハッ。たまんねぇなぁ。人が絶望する瞬間は、一人につき一度しか味わえない最高の瞬間だ。こいつも可愛がってやろう。
「おい。やめておけ」
あ? なんだこいつ。今は最高の瞬間なんだぞ。早く失せろ。このクズが。
「なんだお前? 今はいいとこなんだよぉ!! 引っ込んでろ!」
「俺の顔も分からないのか?」
こいつの顔なんざ見たことねぇ。俺に焼き付いているのは名前も分からない今まで犯してきた女の絶望した顔だけだ。
「お前の顔なんか知るかよ。それより邪魔をするな」
「お前!! このお方になんて言い方を――」
「良い。エルド。今は黙ってみてろ」
「しかし――」
「こいつには学園のルールを叩き込まなければいけない」
いちいち癪に障る。そもそも俺様こそがルールなんだよ。なんでこいつにはそれが分からない?
「学園のルールだぁ? そんなもんはあってないようなものなんだよ。俺様こそがルールだ。」
「ほう? じゃあお前は王族さえも自分のルールのもとに動くべきだと言っているのか?」
何を言っているんだ? 公爵家なんてほぼ王族だろ?
「本当は俺の父上が王位に就く予定だったんだからな。俺は王族のようなものだ」
「そうか。だが、お前は王族ではない。ただのクズだ。くそだ。人の皮を被った化けもんだ」
は? こいつは絶対に潰す。どんな手を使ってでも。こいつの親を目の前で犯すのもいいな。
「お前! 俺様に向かってなんて口のききようだ! 殺すぞ?」
「殺せるものなら殺してみろ。俺の名前は、ユーリ・アレクシオール。正統な王族家だ」
は? 嘘だろ? いやでも待て。確か、王族が今年入学するということを聞いたことがある。
「周りの奴は大体気づいてるぞ。お前を不敬罪で処刑することも可能だが?」
それだけは絶対にダメだ。今は言うことを聞くしかない。まだ、王族になれていないだけだ。俺が王位に就けば、必ずこいつのすべてをつぶす。
「じゃあ、謝れ。そこの女性に。」
こんな下級貴族に俺が? 有り得ない。
「どうする?死ぬか?」
謝るしかない。今は耐えだ。
決心して頭を下げる。
「もうお前の顔を見たくもない。去れ」
「なっ/////// 分かりました……」
「あと一つだけ。学園では、身分を使い権力を振りかざすことは固く禁じられている。そのことをその未熟な頭に刻み込んどけ」
「は、はい……」
こいつの事だけは何があっても殺す! そして、生きてきたことを後悔させてやる!
――こうしてこの出来事でドルトスの心が復讐心に染まることになる。そして、この出来事が今後のアレクシオール王国の趨勢を大きく変えるものとなる。
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