徒詩 #15

開けた口から上昇していく

空っぽの硝子ガラス


反して沈む私を置き去りにして

伸ばした手で掻き乱そうとも

その流れを変える事無くもう届かない


あの硝子玉に託した

最期の想いを看取るのは

月か太陽か

もしかしたらあの魚かも知れない


――私はここに沈んで逝く




Inspired by,「ガラス玉」/L'Arc~en~Ciel


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