徒詩 #11

幾つもの綺羅星きらぼしが儚い夢想を抱いたまま

後悔の尾を引いて蒼い夜に弧を描いた


僕らはその描かれた弧を見ては

「綺麗だね」

そう云って勝手な願いを込める


かつての綺羅星だった事も忘れて

消えた夢の残滓ざんしに願いを込める

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る