不可思議なバラッド

薬をのみまどろむ

歴史をながめ矛盾をかんじる

世界とは矛盾である

学問は矛盾である

詩聖がそう話すとき

それが真理か否かかんがえる

ぼくはまどろみながら、合理的な人間になろうとする

金を欲しがる

ぼくに勉強をする時間を与えてくれ

きっと神が剥奪した真理を見出して見せる

肉体があるとは不思議だ

ぼくはただ筆を連ねる

究極生きるか否かは人間が決める

美しい書物があればことが足りる

ぼくはマラルメ的なものを探している

処女の盃を求めている

知性ある文章に惚れている

ぼくの女性は才気の塊と

美貌を宿している

その美貌よ

完成した美貌よ

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