対テロ即応部隊隊員と武装JK

弾影

第1話 邂逅A


2001年より増加した国際テロ。

日本においても甚大な被害が縦付けにでた。

それに対応する公安職が不足し穴埋めも兼ね時間を稼ぐ対処するため、公然の武器を傾向を許す制度を導入。

各高校において、武器の取り扱い、射撃、近接戦闘、閉所戦闘の訓練を実施し若者が自分の身を、周囲の人を防護できるように、警察、軍の到着まで、時間を稼ぐ事を主観に法案が可決された。

2024年8月 18時34分

(練馬駐屯地 陸軍総軍隷下 対テロ即応連隊)

(先程情報省より急遽情報提供があり、政府からの出動命令が下達された。細部については、大田区のコンテナ港において中東からの貨物船積載のコンテナにIR及び生命センサーに人影が複数、火器、爆発物の反応があった。港の倉庫にて陸揚げ中との事。我々にはこれを制圧せよとの命令だ。

出動ユニットは各中隊待機のこのアタックチーム。指揮本部は連本1科が担当。

以上。各自10分で出動せよ。分かれ。)

((了解っ!!))

MMにて概要を説明し認識統一を測った猛禽類のような眼差しに、正に戦士のオーラを放ちガタイは中年になるにも関わらずガッチリした体格のチームリーダーの入元2等軍曹が担当した。

現場に、M-ATV 5両で前進。

軍に入隊して4年目となる俺は沢村湊、階級は3等軍曹、独身、21歳、職種は歩兵。

かれこれ入元班長に弟子入りして5年目となる。一方的にしばいて、誰よりも早く撃って当てて、閉所距離に応じた戦いは努力してきた方の部類。

俺は今回入元班長以下8名の攻撃部隊に加わってる。

今回のチームメンバーも偶然かシバキ方を特訓してくれた先輩身近で一緒に訓練してくれるパイセン含んでの編成だった。

〜〜

上番期間中にまたこんな事態が起こるとは……

なんて考えながら、セカンド《プレートキャリア》、ファーストライン《ベルト》を身につけ、サードライン《ヘルメット》を被ったところでメットカムの電源を入れ、暗視眼鏡を着け、イヤーカフの通信機の電源を入れドウツウを取って、自身の準備は終わり。

メイン《20式小銃》とセカンダリ《VFP9》のロード《装填》の為、手に取りホロサイトの電源を入れ、光度を調整し、槓杆チャージングハンドルを2、3回引き、薬室チャンバーを確認し弾倉マガジンを突っ込み、スライド止めを叩き、スライドを封鎖、薬室点検チャンバーチェックを済ませ、同じチームのパイセンと相互確認ダブルチェックを済ませ、セカンダリの拳銃も実弾を装填しホルスターへ入れ(準備良し)と声を発した。

各々装具、武器の準備を済ませ速やかに隊舎から出て駐車場モータープールへ向かい乗車する車輌の位置へ向かった。

モータープールには、73式大型トラック、中型、パジェロ、MATVと中隊の車両と、対テロ初動のMATV5両が止まっている。

沢村らが乗る5両MATVは、アメリカのオシュコシュ社が製造する、全備重量14トン、全長6mにもなる。みるからに/,な陸軍迷彩のMATV車輌が駐車していた。

重いドアを開け乗車し、入元班長車の車輌無線機の電源を入れ無線機駐屯地を前進した。

けたたましく唸るディーゼルエンジンとそのエンジンから生み出される振動に揺られ、首都高を緊急走行で前進。ドライバーはうんっとアクセルを踏み込み加速の限界を試してるかと思う勢いで運転していた。

(HQ、アタッカーPP2)

(HQ了。追加情報周辺の業者、民間人は隠密に避難済み。)

(アタッカー了)

前進間各通過ポイントの報告を本部とやり取りする。

その中で追加情報が上がった。

(アタッカー放送、周囲の民間人はなしID無しで撃て。)

首都高は覆面パトカーが先導し、車体番号、部隊表示が隠されたデカい装甲車が猛スピードで駆け抜けていく。華やかなビル群の中を通る首都高に物々しい車両が駈けてくのは、なんとも不釣り合いな光景だ。

(もうすぐで着きますね。)

(着いたらすぐ無線機を切ってセルを組むぞ。)

(はい!)

入元班長は到着後の指示をしてくれた。

(アタッカーHQ、放送 警視庁より伝現地にて通りかかった高校生数名が既に交戦中。急がれたし以上)

(既にコンタクトしてるならステルスは無理ですね。)

(うんーそうだね。仕方ないよ。なんでコンテナ港に高校生がいるんだって話になるよね。)ドライバーをする。してくれた林田3等軍曹が話した。

(そうやの。なしそこにおるんやろうな。)

入元2曹が不思議そうに言う。

(わからないですね…しかし戦端が開かれてるなら。死なせないようにカバーに入り我々が引継ぐ形で入りますか?)

次に

岩田3曹が言う。

車内いや出動チーム全体が何故そんな所にいたんだと思った。

〜〜〜

午後17時50分

夕方多くの学生が下校する時間

2人の女子高生は寄り道がてらファミレスによっていた。

通学カバンと細長いカバンをもって。

(ありすちゃん!夜景見に行こー)

(どこに?)

(コンテナのところ。)

今日はまだ帰ろうと思わない。行くか。

(いーよ行こ!)

(じゃお菓子かなんか買ってこ。)

下校中によったファミレスを後にしレインボーブリッジが眺められるコンテナ港へ向かった。

(そういえばさ、みう射撃上手いよね、コツとかある?)

(なになに?文武明瞭のありすちゃんがどうしたの。)

(ちゃかすならいい)

(冗談だって、お父さんがさ教えてくれてるからかな。外す事は弾が民間人に当たるかも、だから当てる外さない、そう考えて撃ってるのもかるかも)

プロになる事を考えてるだけあってすごいんだよー

(やっぱそうかー羨ましいなー)

(ありすだって勉強できて運動もできて、体力もあって、CQBじゃトップクラスじゃん。)

ほんと、勉強もできて、体力もあって、他校生からも人気で、空手習ってた分格闘は上手だし。羨ましいぜこんやろ!

(いや、みうもじゃん。射撃じゃ負けるけど。)

(お互いすごいってことだよ。もうつくねー)

(そうだね。この時間帯になると涼しいから良くない?)

(うん。空もキレイだし。)

太陽がほぼ沈みかけ、空は紫から赤のグラデーションを彩り、夏の夕方を演出し既に日が届いてないところは街中や空港の明かりで空が照らされ光で明るくなっていた。

(ありす!ねーそのケーキ1口ちょーだい)

(いーよ。みうのプリン1口ちょうだい)

(やっぱ美味しいね!あのケーキ屋さん。)

と二人は夜景を楽しんでいると。

(背後から2人来たね。アラビア語かなそこら辺の言葉話してるね。)

(きっも、こっちに近づいて来てるし。)

(彼ら武器持ってる、、)

(銃を向けてきたらせーので撃って、ありすから射線切れる所で準備しよ。私がカバーするから。)

(うん)

2人は制服のスカートと上衣の間に手を置き拳銃に手をかけた。

アラブ人が2mを切った時。サイレンサーが着いたグロック26拳銃をドロー。

((パパシュ パパシュ))

着座からの射撃で2人はCARシステムのhighポジションで的を射撃、ありすは左側、みうは右側のテロリストを撃った。

バイタルに2発、ヘッドに2発命中 男2人はほぼ即死で地面に転がった。

サイレンサーが着いているとは言え、銃声が広がり貨物船側、車列側が警戒の度合いを上げた、

(みうカバーして!)

(りょーかい!)



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