コ・タ・ロ・ウ・キ・ン!

@susinokiwami

第1話コタロウキンセンター

天空磁界 8800年

「オメーは弱い!弱すぎる!天空磁界最弱だァ!」

王が怒る。宮殿の床をズンズンして、思いっきりコタロウキンセンターを地上に蹴っ飛ばした。コタロウキンセンターは地上へ突き落とされた。


コタロウキンセンターは地面にめり込み、足をぶらぶらさせていたが、すっかり疲れ切って、もう動かなくなった。


ポッポー、ポッポー。ウネウネ、ウネウネ。コタロウキンセンターは何かされている。


____3000年後_____  11100年

男がコタロウキンセンターの様子に気づくと、疑問を持つような顔をして、しばらく黙っていた。男は6時間喋っていない。6時間後。男は右手をコートのポケットから出し、何かそれをウネウネさせて、コタロウキンセンターを助けた。

「ここはドコ〜?」

かわいい声を出して、謎の男の方を向いた。

「私はTです」

謎の男、いやTはコタロウキンセンターに名刺を渡した。

「うわぁ!コタロウキンセンターだぁ!」

Tは叫んだ。びっくり!という顔だ。

コタロウキンセンターは心の中で思った。仮に俺を知っているのなら、もっと早く気づけよ、、、と。

「小さくなったね。前は2㎞あったのに。今は2mかい。」

Tは言った。コタロウキンセンターは機械だから、中を覗ける。

「失礼。原因を調べる。」

Tは聴診器をコタロウキンセンターの胸(正確には第5支部)野中を調べた。

「あ、わかった」

「え!T、本当!」

「原因わかるか?当ててみろ。」

「わからん!」

「鈍くねw」

Tにだけには言われたくないセリフだ。

「原因は、ムカデマンだ。」

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