霊徹な代弁者の気持ちの伝え方

明け宵

第1話

 雨が降っていた。雨粒が地面に落ちる音が鳴り響いている。そんな中、1人、歩く人が見える。傘もささず、何か小脇に抱えているようだ。恐る恐る、しかし確かに歩みを進め、やがて端で立ち止まった。だが、不思議なことに、焦ったように手すりを乗り越えた。そして何かを、抱えていたものの下に隠すように置き、後ろ向きに倒れていった_

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る