2022317突然、カレーが。
カレーはごはんでないとだめだ。それは誰が決めたのだろう。きのうの夕飯は6時を過ぎたとたん、スイッチが入ったかのような電光石火の早業でバーモンドカレーとこくまろを特別にミックスさせた(調合は適当)とても美味しいカレーが出来た。ちなみに玉葱がないとカレーではないというのも思い込みだ。肉と油と野菜と香辛料、それがカレーの別名である。
どこかで、冒頭でごはんがどうのこうの、述べた気がするような微かな記憶だけがわたしに存在するのだが、そう、この日わたしはごはんを炊きわすれていた。突然、ごはんがなくてもカレーでいいじゃないか、と悟ったのだ。
出来上がったカレーをノリタケの皿に装いたくなるのをぐっとこらえて、乳白色に小花がちりばめられた70'sな皿に黄金色のカレーをよそった。うーん。やはり料理は手際、早業、お菓子づくりとは違いますからね。やはり分量などは目分量でいいわけなんです。(突然の60年代番組口調)
パンは近所の7ELEVENから仕入れた美味しいパンをつけた。スプーンはフランスのやすい、しかし作りのきちんとした学校か食堂で使うようなおおぶりのスプーンだ。いただきます。
まばたきの早さでカレーが皿から消失した。消失したことさえもわたしにはすぐに理解できなかった。
美味しい。カレーはスープだ。ごはんで甘くする必要がないくらい、異国情緒溢れるこの甘さ?口に入れるとすべてがとけさるこの舌触り?言語を越え国境を越え通じる旨味。インドの味だ!というより、これはカレー、1も2もなくカレー、カレーは宇宙の法則性に則り、カレーは無国籍である。あ、ちょっとへんですねそれは。
ともかくカレーにごはんというのは、辛いキーマカレーかなんかに合うのであって、甘いカレーはそのまま、パンかナンをつけて楽しむものでしょう。
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