15分で書く即興小説
@Alansan
イスカリオテの修道女
お題 禁断の修道女
あぁ。チャペルの鐘の音がうるせぇなぁ。
夕陽に包まれたチャペルを片目に私は煙草を口に咥える。
私はなりたくてこんなことしてるわけじゃない。親がそういう家系のやつで、しかも結構権威がある家に生まれちまったからこんなことしてる。これも神の運命ってやつ?うっぜぇなぁ。
私は普通、本当にごくごく普通の家庭に生まれていたら幸せになっていたのかな。どちらにしろこのクソみてぇな性格の人間だ。どっちにしろ無理だった気がする。
あ、明日は自由な日だったな。どこか見知らぬ地に行って酒と肉でも食ってこようかな。神に対するささやかな反逆だ。あと誰かとセックスもしたい。
いつも良い修道女として生きてるんだから良いよなこれくらい。人間だし。私は神でもない。まして神の声やらお告げやらが聞こえるわけでもない。聞こえてるやつはきっと頭がイカれてる。聞こえるわけねぇだろ馬鹿どもが。
さーてたまにははっちゃけるとするかな。イスカリオテの修道女として。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます