兄様からのお手紙
私はお手紙以外信用できないのです。
口で親からも同級生からもいじめられたからです。
そんな私に兄様は、お手紙を下さいます。
毎日結びに、月の満ち欠けの様子を書いていて、愛しているよ妹と終わります。
新月の日は、特別です。
月が見えないという理由で、私のお部屋に訪問して下さいます。
「暗いのが怖いから一緒に寝て」
と布団に入ってきます。
私はとても満たされて、そのまま抱き合って眠るのです。
新月をさがして ハマーヨーコ @kakoha
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。新月をさがしての最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます