第3話 普通ってなに??

刑務所から出所し、私は32歳になった。

未成年で捕まった場合公表はされないが成人で捕まった場合公表される。

知ろうと思えば私が刑務所に入っていた事は知られてしまう。


私は普通の仕事につけないと思いキャバクラを始めた。

もちろん気づかれることもある、「気のせいですよ」とごまかすことができる。

私はこの仕事を続けようと思った。私にはこの仕事がむいてるかもしれないと

思っていたのに、中学の担任が酔っ払っていってしまった。


「こいつ親父殺してますよ」

酔っぱらいの戯言で済ますことももちとんできた。


事情を知っているお姉さん方もフォローはしてくれた。

でも私はダメだった。


「こいつを殺す」とスイッチが入ってしまった。


キッチンに行き包丁を持ち出し担任の机に刺す。

担任も酔っているので「やれるものならやってみろ」という

お姉さん方は先生を宥める。

「こいつは人殺しだ」


「なんでこんなところにいるんだ」


「先生飲みすぎですよ」


「飲んでいない。こんなやつクビにしろ」


「なんて言いました?先生?」


「クビにしろって言ったんだ」


「あゆみさん包丁貸しなさい」


あゆみはここでの源氏名だ、ママはあゆみから包丁を取り

ママが先生を刺した、なんども刺した。


ここは前科者が働くスナックでキャストを馬鹿にされるとママは

ブチギレてします。たまたま先生しかいなかったので目撃者はいない。

「ゆうくんに頼んで掃除頼んで。あゆみちゃんお店クローズにしてきて」

あゆみは「はい」と言って看板をクローズにした。


掃除屋と言われるゆうは10分以内にやってきて担任の遺体を15分以内に

片付けてしまった。

後から聞くと、ゆうはママの専属の掃除屋さんだという。

ママが怒ったときに、ゆうが参上するっていう段取りになってるという。

私は私にあってるお店に来たと思った。

ここでなら私はやっていけるかもしれない

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