閉じる
表示設定
目次
第5話 お願いします
お迎えが来ましたね。
天からのお迎えが来てしまいました。
天はわがままを聞いてくれました。
長い間、貴方と一緒にいさせてくれました。
貴方は私のわがまま
聞いてくれませんでしたね。
やはり寂しいものです、見送るというのは。
涙がとまりません。
病気でしょうか。
貴方が止めてくれても良いんですよ。
そこに寝てないで、起きてくださいよ。
貴方の手、とても冷たいですね。
布団を持ってきましょうか。
返事、聞きたいです。
天よ、最後のわがままを聞いてください。
私の愛する人を、起こしてください。
幸子
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます