或る夜

満梛 平太老

或る夜

GS脇の歩道から


月の引力や


地球の重力ヲ感知せよ


真に嘘の様な公転の最中さなかにも


気は抜かズ


常軌は逸せズ


歩を進め


内側から掴み取った


寒夜のスペクトラルは


一つノ紅き花を光射した


ソレデおいら


浮遊シテハ着地シテ小躍リ


目一杯に弓を弾いた


でもやっぱり


幽遠ナ幻想


無い実体


永遠に射抜けぬ


ソレハ夢まぼろしノひととき


凡庸デ絶大な願いが浮ぶ


時間、時間を戻したいっ!!


とかね


だが、叶わぬ、儚いなぁ


せっかく仲良くなれたのに


いや、叶うかも、楽しいなぁ


自然に任せよう


その方が良い

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或る夜 満梛 平太老 @churyuho

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