ライバルはスマホ
バブみ道日丿宮組
お題:不屈のフォロワー 制限時間:30分
ライバルはスマホ
今忙しいからと、彼女はベッドの上で横向けになりながら、スマホの画面をじっと見つめてる。時折指を動かしてるのは、ソシャゲの操作が必要だから。
その状態でかれこれ数十分は経った。
そろそろかまって欲しいと、彼女の肌に触れてく。
「今は忙しい」
なら、とことこん身体をいじろうか。
靴下を脱がし、ぺろぺろ。
「い、いまは忙しい」
身体が若干ピクピクと反応させた。誰だって、足の裏はくすぐったいものだ。
靴下を鼻に持ってきて嗅ぐ。彼女のいい匂いがした。可愛い彼女の足は、臭くならないことをみんな知らない。僕だけが知る秘密。教えてもあげないけど。
次にパジャマのズボンを下ろした。
抵抗はなかった。
パンツが顕になる。薄い緑色。彼女が好んでよく着ける下着だった。ちなみにこの色の下着はタンスの中にだいたい10着ほど入ってる。デザインが違ったり、エロかったりと様々だ。数百円から、数千円までのバリエーションにびっくりする。
僕はワゴンセールされたものしかつけたことがない。
一度履いてみると聞かれたことがあるが、股がすーすーしそうでやめた。汚すのは彼女の体液だけであって、僕の体液じゃない。
「……ぺろ」
ふとももを舐める、揉む、噛み付く。柔らかい感触がした。僕と同じ痩せ型ではあるが、彼女のほうが肉付きで良いような気がする。
パンツに手を伸ばす。いや先に上を脱がしたほうがいいか。
彼女の胸元に手を伸ばして、パジャマのボタンを外してく。
相変わらず、彼女の抵抗はない。
上下下着になったところで、脇下に鼻を擦り付けた。
少ししか生えてない脇毛は、ほんのりと甘い香りがした。これはあれだね。スプレーのやつの匂い。同じやつを使ってるからわかる。味はふとももとあまり変わらなかった。
陰毛はもっといい匂いがしたはずだ。
「いま、忙しいから」
彼女の反応が遅れてやってきた。
股に手を伸ばした。すりすりと指を擦り付ける。
「ん、んん、だ、大丈夫だから」
反応が変わった。それでもスマホを見るのをやめない。
指でつんつんと、穴を拡張してく。それを何度か繰り返すと、下着が濡れてきた。
「今忙しいから! ダメ!」
身体を揺らし、僕の指から逃れようとした。
だから、胸を鷲掴みした。
いつだって柔らかい彼女の弾力ある胸はブラジャーに包まれたとしても、ふんわりしてる。
上に少しずらして、乳首をつまむ。
どうせなら、外してしまおうと、ぽつりとホックを外す。
ブラジャーを手に持ってみると、やはりすごいなと思う。
僕のつけてるだけのようなものと比べると、彼女は本当に胸を支えるためにある下着なんだというのがよくわかる。素材も良いもののような気がするが、自分の肌に合わせてみても良さがわからなかった。ガバガバになるのだから、装着感なんてものは皆無。むしろ虚無感が生まれた。
さすがにパンツ一枚になったからか、
「……止めてよね」
彼女はスマホを置いて、こちらを見た。
「私濡れやすいから、するのは夜だけっていったよね?」
「……言った」
でも、寂しかった。
一緒にいるのに、スマホばっかりと遊んで、僕を見てくれなかった。
「そんな寂しそうな顔をしてもダメなんだからね。だいたい本気になった私にされるがままになるんだから、攻めようという心がダメじゃない」
そう。彼女にされるがままなのが僕なのだ。絶頂の管理、排液の管理まで、全てが彼女が望むままに僕の身体は反応してしまう。
それでも彼女を濡れさせる程度はできる。お互いのものをイジるのはいつものこと。僕のほうが先にいってしまっても、彼女は文句を言わない。
「ほら、押し倒された」
覆いかぶさったはずであったのに、今では彼女が上だった。
「SNSを止めれない私だけどさ、あなたを忘れてることなんてないから。愛してるから、不安にならないでよ」
うんと頷く。
そして、静かに僕のパジャマを剥ぎ取ってく。
「恥ずかしがらないの。私を中途半端に脱がしたのはそっちでしょ」
今になって恥ずかしさが全身を巡った。彼女の胸がより魅力的に写った。
「やるの? やらないの?」
下着を剥ぎ取られ、今じゃ彼女よりも露出してしまった。
思わず乳首と、陰部を手で隠してしまう。
「可愛いなぁ。もう」
あとはもうされるがままだった。
パンツを口に入れられ、中指と人差し指が陰部に挿入され、かき乱され、ぴくりと身体が震える。
「そうだ。リプライしておかないと、おっと?」
「……続けて」
あともう少し。あともう少しなのだ。
「もう寂しくない?」
「恋しい」
「そっかー。ちょっとだけ保留ね」
彼女はスマホに手を伸ばし、数分後愛撫を再開したのであった。
ライバルはスマホ バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
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