ガリマラス編(アリス単独潜入任務編)

エピソード10

 カタカタカタカタ、、、、

 夜の誰もいない部屋で、パソコンのキーボードを叩く。

 なぜ、私一人の単独任務なの?

 本当にわからない。昼に美香さんが言葉を濁したりして、誰も理由を教えてくれない、、、

 それとも誰も理由を知らないのかしら、、、?

 分からないけど、そんな事より早く資料を完成させなきゃ。



 20分後



 できたー!

 てか、もう3時じゃない!早く寝なきゃ!



 5時間後



「お、おはようございまーす、、、」

 あ、既に皆さんお揃いなんですね。

 お水でも飲もうかしら。

 眠い、、、



 2時間後



「おっはよーうございまーす!タオ起床しました!」

「貴様はどれだけ遅ければ満足するんだ!?タオ!」

「すみません!」

 結構いつも通りですね。それにしても眠い、、、

「そんな事より、今日はアリスの単独任務初日だ。」

 うわー。考えないようにしてたのに、、、

 仕方ないか、、、

「初日は我々もついていく。分かったな?お前たち。」

「「「「了解。」」」」

「1時間後には出るぞ。」

 ガリマラスってどんな所なんでしょう?

「そういや、アリスさん昨日遅くまで起きてたみたいだけど、何されてたんですか?」

「え、あー、書類を作ってました。」

「あー!なるほど!でも、遅くまで起きるのって美容に悪いらしいですよ。」

「え、そうなんですか?」

「はい。理由とかはあんまり知らないんですけど。聞いた事だけあったんですよね。」

 美容に悪いなら、遅くまで起きるのはやめようかしら。

 でも、そうしたらメリナと電話できないし。

「おーい。アリスー!そろそろ準備しろよー。」

「あ、分かりましたー!」

 にしても単独は本当に緊張するー!

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