ちょっと体験談
怒羅猫
1夜
まだ実家に住んでいた頃
私の実家は山の中にあり近所にも家は二軒ほどしか無いド田舎
その日は部活もあり疲れて早めに寝ていたので妙な時間に目が覚めた
枕元の時計を見ると深夜2時
まだ寝るかと思い横になる
私の部屋は2階にあり誰かが来るとすぐに分かるぐらい階段の音が鳴るのだが
その日は親も出掛けており誰もいないはずなのに階段の音が鳴りだした
ギシッギシッと昇る音が聞こえてくる事に若干恐怖しながらも親が帰って来たんだろうと思って瞼を閉じる
しかし階段の音が止むと今度は私の部屋の扉が開く音が聞こえてくる
なんでだ?と思いながらもそれを見る事が危険な気がして起き上がれない
誰が何をしにくるんだ?と考えていると床を歩く音が自分に近付いてくる
古い家なのでギッギッギッギッと歩く音が響く
その音が周りを何度も往復している
これは親じゃないと思うと恐怖がくる
ギッギッギッギッギッギッ歩く音だけが聞こえてくる
時間がどれぐらいたったのかいつの間にか音は無くなり朝になっていた
翌日親に聞いてもそんな時間に行く訳がないと言われるだけだった
ただそれだけの話
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