第162話

アカリは怖がることもなく乗ってきた


「ルークは臆病」


「アカリ、誰にでも苦手な物はあるんだよ」


と小声で話していると聞こえてたみたいで下から怒鳴り声が聞こえてきた


「おい!お前ら!」


「ルーク早く乗ってよ!」


と声をかけると凄く嫌そうな顔をしながら

ルークが乗ってきた


「しっかり捕まってるのだぞ」


と言ってグエンが動き出した

めちゃくちゃ早い!僕が走るより早いかもしれない


「お、おいエスタ!

振り落とされたりしねーよな!?」


「ちゃんと捕まってれば大丈夫だよ」


ルークが凄い怖がってる

エスタとアカリは楽しそうだ


歩いて行ったら3日かかる道のりだけどこのペースなら明日の昼くらいには着きそうだな


そういえばステアの花が結構出来てるって言ってたな

誰に使ってもらおうかな。

僕も使いたいけど僕は最後にしてみんなに使って貰った方がいいような気がする。僕は弱いからね…


アカリはどうしたらいいんだろ?

ステータスがなかったらステアの花も意味無いのかな?

使ってみて確かめるしかないな

そんなことを考えながらグエンの上に乗って進んでいく



「グエン!

今日はそろそろご飯にして休もう」


「わかった」


グエンがちょうど良さそうな広場で止まってくれた

ていうかここまで誰にも見られてないよな

見られてたら大騒ぎになりそうだ…


ご飯を軽く食べて休むことにした

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