第148話

「この距離まで近づかないと声が聞こえないのかな?」


「私が近づいてみる」


アカリが警戒しながら同じ距離まで来ると

確かに同じ声が聞こえてきた


「勇者諸君よ

もう手遅れなのだ

我々のすむ世界はとうに滅びてしまった

って言ってたよ」


この声の話が本当の事ならここは異世界ってこと?

ゲートは異世界に繋がってるってことかな


「ルーク、ゲートってかなり昔からあるんだよね?」


「ああ、そう聞いてる」


「そっか。

わかった。じゃあちょっと調べるから周りの警戒お願い」


そう言って返事も無く賢者の間に入る


まずは王都、ゲートって言うワードで調べてみる


該当はなしか…


王都、異世界で調べ直したら

あった!


5冊くらいの本がきた

ーーーーーーーーーーーー

王都に突然現れた転移魔法陣。

私はこの魔法陣について調べた。

この世界とは違った魔石の種類、

毎回毎回飛ばされる場所が違う理由

不思議なことだらけだ。

私も何度か転移魔法陣に乗ったが毎回違う場所だ。何か法則はあるのだろうか?

周りは自分の力量と同じくらいの力を持つ魔物のいる場所へ飛ばされると言うがダンジョンであるならそんな配慮するだろうか

ーーーーーーーーーーーーー


日記のような本を読むとそう書かれていた。

確かにおかしいことだらけだな

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