第118話

「も、申し訳ありませんでした!!」


「いえ、僕の方こそ失礼な態度ですいませんでした」


と仲直りしていると

マジックアイテムを確かめていた支部長が

「エスタ君またとんでもない量のマジックアイテムを持ってきたね

それに性能も凄い」


「これはグエンの住処にあったものですから僕は何もしてませんよ」


「君でなければグエンの所から物を持ち出せる者は居ないだろう」


そんな事を言いつつも鑑定を進めていたようで


「鑑定が終わったよ

これ全部買取かい?」


「はいお願いします!」


「分かった

じゃあ白金貨50枚になるよ」


「それでお願いします」


思ってた以上の大金だ…


「支部長、母のギルドカードを作ってそのカードにお金を送ったりって出来ますか?」


「お金を送るって近くにいないのかい?

お金を送ること自体はできるよ」


「はい、僕は旅に出るので

お金を送れたらいいなと思って!」


「そうなのかい

じゃあ、お母さんのギルドカードを作るなら本人と一緒に来てくれるかい?」


「じゃあ今呼びますね

クリスお願い」


「クリスって誰だい?」


「僕の使い魔ですよ」


「ああ、使い魔に呼びに行ってもらうのかい」


「まあそんな感じです」


クリスの能力は出来るだけバレないようにしないと行けないんだった…

クリスを、抱っこして小声で家に呼びに行ってくるようにお願いした


その間は旅に出る経緯などの話をしていた


「それなら王都が良いと思うよ

王都のギルドはこことは違って技術講習とかあるから戦闘方法や野営の方法などの冒険者として必要な事を学べるはずだよ」


「そうなんですね

じゃあ僕は王都に行こうかな」


そんな話をしながらお母さんをまった。

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