第96話
後ろではスティングのメンバーが
武器をすぐ抜けるように身構えてたけど
言った通り危険は全くない
「さあ、行きましょう」
そう言って僕は迷わず入っていく
後ろから恐る恐る着いてくるみんな
凄い慎重だな
「まず、マジックアイテムを置いた所に行って
回収したら休憩しますか」
緊張してるのか無言で頷くみんなを引き連れて
横穴に入って行く
横穴を通って歩いていき
マジックアイテムを取ってザルトさんを振り返る
「はい!約束のマジックアイテムです」
とマジックアイテムを差し出す
このマジックアイテムは小さな箱型だ。冒険には役に立たないけど欲しがる人は多いと思う
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インスタント温泉
この箱を置いて魔力を流すと温泉ができる
使用後再度魔力を流すと元の箱に戻る
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「この効果がマジならめちゃくちゃ高いアイテムだぞ!?」
みんなずっとびっくりしっぱなしだ
「このマジックアイテムがあっただけで他には何も無かったってギルドで大きめな声で話して欲しいんです
それでここに来る冒険者はほとんどいなくなると思うんで」
「お、おう!
それはいいんだけどこんな高価なマジックアイテムいいのか?
この大剣だけでも十分な報酬だろ」
ほんとにいい人だな
もらえるなら貰っておけばいいのに
「いいんですよ!
それでグエンの家が荒らされないんですから!」
ちょっと早いけど昼ごはんにしようかな
「ちょっと早いんですけど昼ごはんにしませんか?」
この人達なら大丈夫だと思って水場に移動することにした
水場に繋がる通路は大きな岩で塞いであるから最初の広場から転移の腕輪で岩の裏側に転移する
この方法なら僕はまた何時でも来れるからね
「じゃあ移動するのでみんな手を繋いでください」
不思議そうな顔をしながらも従ってくれる
転移すると皆から問い詰められた
ご飯を食べながらゆっくり話しましょうと流して水場に行く
はあ、何度来てもここは凄いな
「ここでご飯を食べましょう」
みんなでご飯を食べながらのんびりする
『エスタ!!ドーラが…』
クリスから念話がきたお母さんがどうしたんだろう
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