第82話

次の日からはひたすらダンジョンに行った

ダンジョン休みの日はザルトさんと酒場で情報交換したりお母さんを甘味屋に連れて行ったりと言う日々を1年ほど繰り返していた


ダンジョンの到達階層もかなり下の方になっている

今は21Fまで来ていた

魔物はだんだん強くなるし連携してきたりする魔物もいるしでかなり大変だった


その甲斐あってか貴重なアイテムや珍しいアイテムなども手に入れてかなり稼げたので

家を借りるのではなく買い取ることにして金貨60枚で購入した


でも肝心の秘薬はまだ見つかっていない…


レベルも上がり普通の冒険者くらいにはなれたと思いたい



今のこのダンジョン全体のの最終到達階層は120Fらしい


ここ2年ほどで秘薬は1個も発見されていない


120Fまで潜れるのはレベル100を超えた化け物のような人達しかいない

でも、買うのは現実的じゃないんだよな


やっぱり自分で探し出すしかないのかな?


そんなことを思いながら今日もダンジョンに行く


ダンジョンの21F

ここは洞窟のような場所だ明かりが無いとまともに戦うことも出来ないので僕は明かりを持って戦闘は使い魔集団に任せることにした


後ろから魔物が来たりしないか警戒しながら明かりで照らして地図を作るのが僕の仕事だ


この階層に来てから既に3週間が経っているけど全く進めないでいる

その理由と言うのも洞窟型の迷路だからだ

紙に通った道を書きながら進んでいるんだけど広すぎるせいか中々進めていないのだ


今日は一日でこの階の踏破は無理だと思って野営の準備をしてきた

ダンジョン内の初お泊まりだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る