第79話

リビングにザルトさんを連れていく


「狭いし家具全然揃ってないですけど、どうぞ」


リビングに入るとお母さんが居たので紹介する


「お母さん、冒険者の先輩のザルトさんだよ

ザルトさん、母です」


「初めましてザルトです、よろしく」


敬語が苦手なのかちょっとぎこちなく挨拶してくれた

お母さんは笑顔で会釈している


「ザルトさん、母は声が出せなくて…」


「あぁ、気にすんな

なんで話せなくなったか聞いても大丈夫か?」


僕はザルトさんなら信じても問題ないだろうと

これまでの事を話した


ザルトさんが静かだと思って見てみると

一瞬怒ってるのかと思うようなすごい顔をしながら泣いていた


「辛かったなぁ

よし!!多分ダンジョンにあるって言う秘薬ので治るんだろうな

俺が見つけたらやるよ」


「いや、そんなの悪いからダメですよ」


「いいんだ!

俺は使わないしな」


ザルトさんは見つけたら譲る、金にも困ってないからいらねーと言って聞かなかったのでお願いすることにした


ザルトさんより先に見つけて迷惑かけないようにしないと



そんな話を夕方までして皆でご飯を食べに酒場に行くことにした


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