第75話

翌日はダンジョンに入って

真っ直ぐ1Fを抜けて2Fにいく

2Fは聞いてた通り森林エリアだった


1Fはだだっ広い草原だったけど

2Fは森みたいだ

視界が遮られて奇襲などもありそうだから注意しよう


英雄譚とかに出てくるような

精霊や妖精が居そうな綺麗な森だった


「すごく綺麗な森だね

できるだけ汚さないようにしてゴミとか落ちてたら拾うようにしよう」


そう思わせるくらい綺麗な森だった


「今日は奇襲とかに備えて2人1組で行動しよう

僕とダン、ティムとエリサで行こう

ティムとエリサは魔物を探しながら珍しい草花があったらエリサの影に入れて置いて欲しい」


皆で行動方針を決めて行動を開始する


慣れるまでは効率悪くなっても安全重視で行きたい

僕が薬草を取りダンには周囲の警戒をしてもらう


ーーーーーーーーーーーー


「エリサーどこまで行くんだー」


俺は先行するエリサの後ろをついて行ってる

結構離れたと思う


「もう少しよ

なんかこっち側から匂いがするのよ」


そう言いながらも歩き続ける

何があるって言うんだか


ここ2週間くらい毎日ダンジョンにきている

エスタは休み取れなくてごめんねって謝ってくるけど俺は休み無しでも全然問題ない

エスタは俺たち使い魔にも優しいしご飯だっていっぱいくれる

もっとたすけてやらないとな


そんな事を思いながら歩いてるとようやくエリサが止まった


周りを見回すと湖があった

この湖に何かあるのかな?


「エリサどうしたんだよー」


そう聞いてもジーッと1点を見たまま返事がない

俺もそっちの方向をみてみると


1本の木に実がなっていた


「ティムあの実とってきてくれる?」


何の実か分からないけど

まあいいやと思い実を取って落としてやる


「ありがと

取れるだけ取って」


言われた通り取れるだけ取ってやった


取り終わると


「じゃあ戻ろう」

と言って来た道を歩き出した


なんだったんだ?

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