第65話

朝起きて念入りに忘れ物がないかチェックしてギルドに向かう

馬車は乗り合い馬車で他にも人がいるから

ダンとティムには申し訳ないけど隠れててもらうことにした


エリサは、僕の膝の上にクリスはお母さんの膝の上にいる

ルートはお母さんに頼まれて機織り用の糸を吐くことになった


「お母さんこの腕輪を隠せるようなリストバンドを作って欲しいんだけど」


とお願いすると

ウキウキしながらルートにどんな糸が良いか要望を出していた


早速作ってくれるようだ

そんな話をしていると孤児院のみんなが

見送りに来てくれた


「おはようエスタ、ドーラ」


「おはようございますシスター」


お母さんは念話で何やら話しているようだ


僕はアミカ達と話す


「おはようみんな

元気でね!たまにクリスにお願いして念話するから僕のこと忘れないでね」


「うちも冒険者になることにしたんや

今度みんなで一緒に冒険者いこーな」


「エスタくん頑張ってね!

応援してるよ」


「エスター!頑張りなさいよ?」


またルークも合わせてみんなで再会しようね

とかそんな約束をした


本当にいい友達に巡り合えたと思う


これも神様のおかげです

ありがとうございます!!


心の中でそんな事を思っていたら

馬車が出発するじかんになった


「みんな本当にありがとう!

シスター沢山お世話になりました!

ありがとうございました!!」


最後にみんなにお礼を告げて別れを済ませた


馬車が出発して暫くみんなが見えなくなるまで手を振っていた


冒険者になって半年以上経ったけど本当の冒険に出るのはこれからだ


これからダンジョンに潜ったらもっと大変なことがいっぱいあるんだろうな


でも僕は1人じゃないこんなに良い仲間たちがいるんだからきっと大丈夫!!


馬車に揺られながら決意を新たにしていた


馬車の旅は3日間で宿場町があるようだ

問題なく進めれば野営はしなくても大丈夫そうだな


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る