第42話
家は冒険者ギルドから徒歩5分位のところだった
結構小さな平屋の一軒家だ
中は
リビングルームとキッチンと個室が2つあった
リビングルームにはソファーやテーブルなどの家具が揃っている
家の裏には塀で囲まれた小さな庭がある
小物を買えばすぐに住めそうだ
キッチンの方は
床の下に食材を保管する為のスペースがあり
かなり綺麗につかわれていた
個室の方もベットが置いてある
「家具もあるんですね」
「ええ、そうなんですよー」
なんで家具もついてて1月銀貨6枚ならかなり安いんじゃないだろうか
相場通りなのかな?
「この家で家具もついててこの値段ってかなり安いんじゃないですか?」
「そうなんですよー
前の持ち主が夜逃げするような感じで出ていかれたので安めにせっていしてますー」
夜逃げか
まあ僕には関係ないかな
ここならダンとティムを出すことも出来るし
大丈夫だろう
「じゃあここを借りたいんですけど
何か必要なものはありますか?」
「ギルドカードとお金さえあれば大丈夫ですよー」
すぐに商業ギルドに戻って契約を終わらせた
契約の際に半年分の家賃を先に払っておいた
これで寝る場所を気にしないで大丈夫だろう
残金が一気に心許なくなったな
残金は銅貨46枚だ
今日借りた家は今日から住むことが出来る
今日はもう遅いから
いつもの宿に戻って休むことにした
「ただいま戻りました」
「おお、エスタくんおかえり」
「おじいさん、家を借りたので明日からそっちに移ります!
お世話になりました!」
「そうなのか
寂しくなるなー
じゃあこれを持って行きなさい」
言いながらガサガサとカウンターのしたの引き出しを漁って
白い杖のような物を出してきた
「おじいさんこれはなんですか?」
「これはわしがむかしダンジョンで見つけたマジックアイテムだよ
機能は魔物を寄せ付けない結界展開出来るんだ
まあ、強い魔物には効かないからお守りみたいなものだけどね」
「そんないいもの貰っちゃってもいいんですか?」
「いいんだよ
わしはもう使わないからね餞別だ」
と言って魔除け棒をくれた
使い方は凄く簡単だった
ダンとティムが入れるか心配して聞いてみたら
この魔除けを展開する時に魔除の中にいる魔物は影響がないみたいだ
おじいさんに、何度も何度もお礼を言って
部屋に戻って来た
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