第3話

目が覚めた。。。。。



僕はどうしたんだろう



体が動かない


目が開かない


なんでだ!?


ダメだ

焦ってても思い出せない


ゆっくり思い出してみよう


僕はうさぎの魔物のだったはずだ


いつも人間の夢を見てた。



あ。。。。


そうだ!!!

僕は転生させて貰ったんだった


ようやく全部思い出せた

でも目も開いてるはずなのに真っ暗だ


どうしてだろう


ダメだ

ねむいなぁ


僕は起きたり寝たりミルクを貰ったり

繰り返していたら


ようやく目が見えるようになってきた



木で作られた物の上で寝かされてるみたいだ

部屋を眺めてみる


いつも憧れていた建物の中は

こんな風になっていたのか


何か凄いものがある訳でもないけど

魔物だった自分がついぞ見ることの出来なかった風景に一気にテンションが上がってきた


テンションが上がって

部屋を歩き回ろうとしたが

体が思うように動かず木の台上から落ちてしまった


痛い。。。

落ちた音を聞いて

女の人が慌てて部屋に入ってきた


女の人は真っ赤な長い髪の毛で

クリクリの目に小さな口凄く綺麗な人だ

この人が僕の母親のドーラだ



「エスタどうしてベットからおちたの!?

怪我は大丈夫!?

お医者様に行かないと」


すごい慌てようである。。。


「あーうーーー」


大丈夫です!

と言ったつもりなのだが言葉が出てこない


ドーラの騒いでる声を聞いて

クマみたいに大きな男の人がやってきた


銀色の髪で短髪子供がみたら泣き出すような

強面のこの男は僕の父親のドールだ


「ドーラどうしたんだ?

エスタに何かあったのか??」


「あーあなた、エスタがベットから落ちてしまったのよ

怪我してないかしら…」


心配して泣きそうになってるドーラに

ドールは笑いながら


「見たところ怪我もないし

男の子なんだから大丈夫だ!」


と言った。

ドーラはまだ心配そうにしていたが

ドールの説得によって僕はベットに戻った

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