現代社会には異世界での知識が通用しないようです

セイユウ

第1話 現代転生

見知らぬ天井に見知らぬ部屋、それに見たこともない物ばかり、ここは一体どこだ?


「バスが到着するまでに着替えをしようねぇ」


バス?それはなにかの魔法なのか?それとも新しい馬車の名前か?それにこの女性は誰だ?

黒色の髪なんて見たことがないぞ!


「はーい、着替えましょうね」


見た感じ敵意はないみたいだが、何が目的なんだ......ん?何かおかしい、俺の体が縮んでる!

それによく見たら見たこともない物しか周りにない!なんなんだ一体これは!


(プップ)


「あっ!バスが来たみたいね」


なんだ!今の音は新種の魔法が爆発した音か!

くっそ、分からないことだらけだ


「外に出ましょうねぇー」


(ガチャ)

な···なんだこれは!こんな大きく煙を吐いている魔物なんて見たことも聞いたこともないぞ!

くっ!早く離れなければ...


「おはようございます!」


「おはようございます先生」


「かなたくんもおはよう!」


かなた?誰のことだ?


「ほら、かなた、先生におはようございますは?」


かなたは俺のことなのか?と···とりあえず挨拶をしてみるか


「おはようございます」


「では、お母さんそろそろ」


「はい、行ってらっしゃい!かなた」


こ···これの中に入るのか、


「乗らないの?かなたくん」


乗るのか、これに...いや、行くしかない!

頑張れ俺!


「おはようねぇ、かなたくん」


「お···おはようございます」


誰だこの男は?何か円形の棒を握っているようだが...


「かなたくん、好きな席に座っていいからね」


「はい、」


と言われても誰1人わかる人がいないからなぁ、

どうしよう......ん?なにか手で呼ばれているような?行ってみるか


「おはよう!かなくん!」


かなくん?この女の子は誰なんだ、一切分からない


「どうしたの?かなくん」


「いや、なんでもないよ」


「むー、どうしてあかりちゃんって呼ばないの?」


あかりちゃん?あぁ、この女の子の名前か


「ごめんね、あかりちゃん」


「うん!」


「はーい!みんなバスが動くから席を立たないようにしてくださいね」


バスが動く?

なんだ、外の景色が動き出した!走ってもいないのになんでだ!何故周りは普通にしていられるんだ?


「かなくん?どうしたの?」


「な、なんでもないよ···あかりちゃん」


「そっか!よかった!」


分からないことだらけだが分かることが一つだけ見つかった。それは、この世界は俺のいた所とは全く別の世界であることだ。




_____________________

あとがき

急に現代ファンタジーの作品を書きたくなって書いてみました。フォローや応援、星を頂けるとモチベーションになるのでよかったら

よろしくお願いします。





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